昨年、電気自動車(EV)メーカーの雄、テスラモーターズがEVならぬEM・・・エレクトリック・モーターサイクルのe-bikeの開発を計画しているのでは? というニュースが業界で話題になりました。

先月は、モデルSによる自動運転機能を含むソフトウェア配信をスタートし、国土交通省の承認を受けて日本初の自動運転実現したことが大ニュースとなりましたが、そんな革新的なテスラモーターズがEMを作るとなると、一体どんなモノが出来上がるのか誰もが注目することになるでしょう。

今回の配信で提供されるのは、主に高速道路と自動車専用道路で自動運転が可能な「オートパイロット」、ウインカーを出せば自動的に車線を変更する「オートレーンチェンジ」、縦列と直角の駐車が可能な「オートパーク」の3つの機能です。
いずれも日本で初めて国土交通省の承認を受けて、公道での利用が可能となるもので、日本の自動運転社会が現実として幕を開けました。

モデルSの現行モデルは、前後に6つずつ、合計12個の超音波センサー、前方に車間距離などを計測するレーダー、フロントガラス上部に配置されたカメラ、合計3つを搭載しています。これらによって、クルマの周囲を計測して、自動運転を行なうことになります。

自動運転時代の扉をひらいた、テスラ モデルS。最速のP90Dは、100km/hまで3秒で到達するという加速力を誇ります。

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ホントにこんなカタチで出たら、お外で遭遇したら悲鳴あげちゃいます!?

過去のe-bikeに対するデザイン提案をロレンスの記事で紹介しましたが、それはかなり奇抜とも言えるデザインだったことをご記憶でしょうか?

最近公開されたデザイン案は、それに増して奇抜です・・・。デザイナーはアントニ・セラーノという方なのですが、マジかよ!っとツッコミ入れたくなるくらい奇抜です・・・。

ギョギョギョ!とさかな君さんでなくても、そう叫んでしまうサイドビュー・・・フートレストがどこにもないのですが、どこに足をおけばいいのでしょう・・・?

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なんと前輪懸架方式はスイングアーム+ハブセンターステアリング・・・。このハンドルグリップはどのように握って、どのように操作するのでしょうか・・・。車体前面がタイル画みたいになっているのがシュール?です。はたしてヘッドライトはどこに・・・? タイル状のモノの中に組み込まれている??

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シート部の縁がテール/ストップランプになっているみたいですね。これは被視認性が高くて安全面にはマルでしょう。後輪懸架方式はスイングアーム+ボトムリンク式モノショックみたいですね。このシートはタンデムライディングが可能なのかどうか・・・よくわかりません。

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メーターはボディ埋め込みのデジタル式。充電量、速度計、距離計らしき表示のほか、ナビゲーション表示のようなモノも確認できます。

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本当に登場するのであれば、もっとコンサバなスタイリングだと思いますけど・・・?

このデザイン案を紹介したサイト、Tuvie.comによると、このe-bike案はカーボンファイバー、アルミ合金、強化プラスチックを用いて軽量にデザインされているとか。

まぁ、実際のテスラモーターズの製品である、EVのモデルS、モデルXはともにフツーの自動車のスタイリングをしているので、e-bikeが仮に作られるとしたら、このような奇抜なカタチではなく、よりコンサバティブなモーターサイクルのカッコになると私は想像しますけどね。

世界的な傾向ではありますが、2輪愛好家の多くの好みは保守的ですから、EMを抵抗なく受け入れてもらうべく、保守的な2輪車の形をしたモデルを最初は作るのではないでしょうか?

もっとも、せっかく電気モーターを使うのであれば、前輪-動力-後輪・・・という発明時から定番のカタチを打破するデザインも期待したいですけどね。前後ホイール・イン・モーターにすれば、がらりと変わった形も考えることができるので・・・。

まだウワサの域を出ないテスラのe-bikeですが、もしも製品化が実現するのであれば、どんなカタチなのか楽しみですね。セラーノさんにはホント申し訳ないですけど、もうちょっとクールで乗りたくなるデザインであって欲しいです!?(軽くdisってホントすみません)。