「マーベル・コミック」のアメリカン・コミックヒーロー『アントマン』の実写映画化作品。また、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第12作品目であり、その「フェイズ2(第2シーズン)」の最後を飾る作品でもある。- Wikipedia
あらすじ
窃盗犯として逮捕され、3年間の刑期を終えて出所したスコット。彼は娘のために更生を誓っていたもの、就職口はなく、カネのために再び窃盗団の誘いを受けることになってしまう。
ちょうどその頃、世界を危機に陥れる重大な事件がおきつつあった。全ての物体を縮小したり、再現したりする物体縮小技術を使って、体のサイズを自由に変えられるパワードスーツ「イエロー・ジャケット」を世界中に売りさばこうとする武器商人ピム・テックが現れたのだ。このスーツを着るとアイアンマンのように強くなれるうえに、蟻のように体を小さくすることができる。どこにでも忍び込み放題だ。
そもそもこの物体縮小技術を発明し、実用化していたのは天才科学者 ハンク・ピム博士。実は彼こそ、アントマンと呼ばれるヒーローだった。彼の技術を盗んだのは、かつての弟子であるダレン・クロス。クロスはピム博士が創立した企業ピム・テックを乗っ取り、ピム博士の技術を悪用して金儲けをしようとしていたのだ。
そこでピム博士は、スコットの家屋侵入技術に目をつけ、自分のあとを継ぐアントマン候補としてスカウトしようと考えた。ピム博士は、裏で手を回して、スコットにわざと自分の邸宅に侵入させ、その能力を確認したうえで、彼にアントマンとして働くように説得するのである。
果たしてスコットはアントマンになれるのか。そして、クロスの野心を挫くことはできるのか。
アベンジャーズにも登場するアントマン
アントマン。すなわち蟻男というネーミングはアメリカンコミックらしいというかw
ただ、アントマンは名実ともに蟻男。蟻たちを操り、自分の子分として働かせることができるのだ。全体として『アントマン』はシリアスなだけでなく、コミカルなトーンなのだが、小さくなって蟻と行動するということ自体がかなり喜劇だと言えるw
本作の世界観は「アベンジャーズ」と同じラインにある。アベンジャーズそのものも登場するし、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.も存在する世界だ。そして、アントマンは映画『アベンジャーズ』にもヒーローとして出演する予定だそうだ。
本作では国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.やアベンジャーズと敵対しているわけではないが、距離を置いてきたし、その関係を修復しようとするそぶりもない。アントマンのスーツはアイアンマン以上、物体縮小技術はトニー・スタークなどには渡せない、ピム博士はそう豪語する。
今後、どのような形でアベンジャーズと手を組むのか、期待しよう。