再入院が決まったZIIの再試走「とにかく乗りやすい」
スプロケットの交換とフロントフォークのインナーチューブの換装のため、再入院が決まったZII。
そこで都内を1時間程度、流してきた。ロレンス1周年だしね(関係ないか)。
先週末にブライトロジックから戻ってきたZII。今回エンジンには触っていないのだが、足回りが軽くなったことで(車重が軽いせいか)上まで軽く回るようになった気がする。この”軽さ”が、新生ZIIのキーワードであると思う。
ブレーキのタッチは軽く、しなやか。ダブルディスクの効果を徐々に実感できるようになって安心感が違う。リアブレーキは(ブレーキペダルが短くなったために)効きが甘くなったが、リアを沈ませる用途に絞るよう割り切れるというもの。
クラッチの軽さの恩恵は、走れば走るほど ”有り難さ” を感じるようになる。当初は低速での取り回しの軽さにばかり気がとられるが、ある程度の高速域でも、ギアチェンジが今までとは比較にならず軽いので、非常にスムーズに走れるようになる。
また、前回の試走のときには、
この1年で試乗した、ハーレーダビッドソン(Forty-Eight、IRON883)、Ducati スクランブラー、YAMAHA トリシティ、BOLT、SR400、XJR1300、MT-03らがおしなべて 足回りが非常に軽く、ちょっとしたきっかけで綺麗にリーンするし、レーンチェンジもクイッという切れ味を見せていたのに対して、カスタムされたZIIではあっても、そこは非常に鈍重だということだ。
と、書いたが、新しいZIIに慣れてきたこともあって、カスタム前のZIIとは やはり比べ物にならない軽さでレーンチェンジもできることを確認した。最新のオートバイと比べれば、リーンのきっかけは意識的に荷重をかけなくてはならないが、それでも十分に”軽く”なったと感じるようになってきた。
というわけで、ブライトロジックの手によって軽量化されたZII、本当に乗りやすくなった。機械の操作として乗りやすいだけでなく、長時間乗っていても(旧車であるという意識を捨てて)安心して乗り続けていられるようになった。つまり軽くなったのは車体やパーツの感触だけではなく、乗り手の気持ちも軽くなった、のである。
バックステップによるポジションにはもう少し慣れが必要・・・・
全体的に、不満がまったくない、ネガな部分がことごとく解消されつつあるZII。
この出来には満足の一言なのだが、バックステップ化によって、より前かがみになり、前乗り気味になりがちな僕は、コーナーでの体重移動がまだスムースにできていない・・・(なんてヘタクソなんだ・・・)。
カスタムしてからまだ2時間弱の試走時間であるし、連続して長距離を走ったわけではないから、と言い訳はするものの、まだギクシャクしている自分が情けない。
今度の入院は1週間程度。
寒さが厳しいうちにモノにして、春のツーリングに備えたいものだ・・・。