ホンダの初代4ストローク・モトGPマシンのRC211Vは、V型5気筒というユニークなエンジンレイアウトを採用し、初期のモトGPで強さを発揮しました。バレンティーノ・ロッシ、ニッキー・ヘイデン、ダニ・ペドロサらのファクトリーモデルだけでなく、玉田誠、トニ・エリアスなどサテライト仕様のRC211Vに乗るライダーが優勝を記録したことも、このモデルの傑出ぶりの証左でしょう。
果たしてオネダンは・・・気になりますね。
レースバイクの売り物件を紹介する海外の人気サイト、RACE BIKE MARTを見ていたら、ナ、ナント・・・2006年型のホンダRC211Vの売り物件情報が掲載されていました!
売りに出されているのは、2006年にケニー・ロバーツJr.がライディングしたホンダRC211V。2度表彰台に上がり、4回フロント・ロー・スタートをし、一度レースのファステスト・ラップを記録する活躍で、この年のランキング6位になったコンビネーションです。
www.racebikemart.com2006年は990cc上限のラストイヤーでした。この年ホンダは2005年改良型と、よりコンパクトでパワフルになった新型のRC211Vを実戦で走らせ、新型に乗るニッキー・ヘイデンがタイトルを獲得しました。
www.racebikemart.com水冷4ストロークV型5気筒という、他に類例のないレイアウトを採用したホンダRC211Vのエンジン。このマシンの最高出力は280馬力!を誇ります。
www.racebikemart.comよっしゃ、買っちゃうか! という金満家に方はいらっしゃいますか?
RACE BIKE MARTに掲載された説明によると、ホンダRC211Vをプライベートで所有するのは、この売り物件だけとか。また、エンジンはオーバーホールされ、昨年の英国のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、ケニー・ロバーツ(父)がライディングしたそうです。
2015年、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムを走る、ホンダRC211Vとケニー・ロバーツ・シニア。
blog.bikesportdevelopments.co.uk最近はホンダから税込21,900,000円!で発売される、公道走行用モトGPピュア・レプリカ、RC213V-Sに注目が集まってますが、きっとこの2006年型RC211Vはそれよりもはるかに高価な値段がつくのでしょうね・・・興味津々です。現状ではPOA・・・価格応談となってますけど、SERIOUS ENQUIRIES ONLY・・・マジメなお問い合わせのみ、と書いてますので、とても冷やかしでお聞きすることはできませんけど・・・。