オンロードもオフロードも走れる性能を追求したデュアルパーパスやアドベンチャーカテゴリーのモデルとして2010年に登場したタイガーシリーズ。その最新モデルとして登場した今回のタイガーは800XRxはオンロード志向、タイガー800XCxはハードなオフロード走行も視野に入れたモデルとなっている。

遂にミドルアドベンチャーの頂点へ (GOGGLE@モーターマガジン社)

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2015年になって国内デリバリーが開始されたタイガー800XR /XCシリーズは、意外なほど見た目やエクステリアの変化は少なかった。それもそのはず、ライト周り、スクリーン、テールランプやタンクといった外観を印象づけるパーツは基本的に旧型モデルを踏襲していたからだ。デザインで変化を訴えるのではなく「乗れば必ずわかる」と言わんばかりに、新タイガー800は『中身』を徹底的に磨き上げてきた。

デザインを殆んど変えずにマシン性能を劇的に向上させる。ファンにとってこれほど嬉しい事は中々無い。そのモデルが大好きだから、次もそのモデルに乗りたい。そこに見た目ではなく走りの進化を感じる事が出来れば、より一層そのモデルが好きになる。そうやって、何台も同じバイクの進化モデルを乗り継いでいくというこだわり。そんな乗り方もカッコイイ。

オフを走るか、走らないか?まずはそこから考えよう (GOGGLE@モーターマガジン社)

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先代モデルと同じように、タイガー800にはフロント21インチタイヤにスポークホイール、ストロークの長い前後サスを備えたオフロード志向のXCと、フロント19インチタイヤにキャストホイール、ショートストロークサスを備えたオンロード志向のXRがある。もし、自ら意思を持ってオフロードを走る可能性があるなら、迷わずXCを選ぶべき。オフロードを走る事は無く、足着き性を含めて少しでも取り回しがいい方が良ければXRにするといいだろう。XRも、フロント19インチとトラクションコントロールのおかげで、不意に出くわしたオフロードレベルなら充分走れるから心配ない。

オフでの走りを重視するか、オンロードメインで取り回しを重視するか。ライダーにとってのバイクを使う用途はだいたい明確なので、どちらにするかを決めるのは簡単な選択だとおもう。マシンの方向性を明確にした新しいタイガー800のNEWモデルは、それを選ぶライダーにとってのこだわりを満足させるに十分な選択肢を提示してくれた。

新しくなったタイガー800の性能を 3人のライダーが徹底インプレッション (GOGGLE@モーターマガジン社)

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旧タイガー800オーナーのライター深澤を中心に、ロードレースやツーリング好きのライター安藤、オフロード好きの編集部岩瀬の3人を集め、世代も好みのバイクも違う3人のライダーが、新しくなったタイガー800XCx/XRxをインプレッション。ワインディング、高速道路や市街地、本格オフロードなどあらゆるシチュエーシ ョンで徹底的に乗り比べ、それぞれの評価を伺った。 (GOGGLE@モーターマガジン社)

安藤「ニュータイガーは、まずエンジンがすごく良くなっている。拍子抜けするほど『マイルド』になっているんだけど、回せば気持ちいいほどパワーがついて来る」
深澤「旧タイガーだとけっこうエンジンが野蛮なところがあって、それはそれで楽しいんだけど、洗練度とか機械としての完成度は間違いなく新型。もともとコーナーで開けていくのが楽しいエンジンだったけど、 新しいのはもっと楽しい!」
岩瀬「あきらかに軽くなっていますよね、取り回しの良さとか、走っていてもすごく軽く感じるんですよ。このXCxなら林道のもっと奥まで入って行きたくなります」

インプレッションをしたライダー3人が3人とも共通して、エンジンを開けるのが楽しく、軽くなったと話すタイガー800.誰が乗っても乗りやすくなった事は明確だという事。外見が変わっていなくても、明確に分るほどのマシン性能の向上。今まで旧モデルに乗っていたライダーはもちろん、今までタイガー800に乗った事が無いライダーにも1度体験して欲しいモデルです。