オフロード界のトップブランド (オートバイ@モーターマガジン社)
ハスクバーナの歴史を遡ると、 起源は17世紀にスウェーデン王によって作られたライフル工場で、1757年からハスクバーナを名乗っている。その後さまざまな工業製品を手がけるが、オートバイを最初に生産したのは1903年。エンジンまで一貫生産するようになったのは1918年で、この頃にはスウェーデン陸軍へ軍用車を納入し、さらにエンデューロ などのレースへの参戦もスタート、1930年代にはスウェーデン最大のオートバイメーカーとなる。
ライフル工場からバイクメーカーへ。一見一貫性が無いようにも見えるこの流れだが、軍用の製品という流れで軍用バイク→一般用バイクとなったのでしょうか?そして、軍用だからこそ、作り出すバイクはあらゆる地形での走破性が必要なエンデューロカテゴリー方向へ舵が切られ、モタードをいち早く手掛けた事により注目を集め、オフロード界のトップブランドへの道を登りつめる。
2013年からはKTM傘下となりフサベルと統合、オーストリアをベースにする体制を構築。先進的なオフロードモデルを中心にラインナップも一新、新たなスタートを切った。
そして、現在はオン・オフ両方の分野で活躍するKTMの傘下に入り、より走破性の高いオフロードマシンを作り出し続けるハスクバーナがKTMと協力する事により生まれる相乗効果でどう進化していくか、楽しみなブランドです。