はじめまして!

写真のウエアはマックスフリッツのマッキーノライドジャケット。ガチ冬だとこれだけだと寒いですが、10度くらいまでならいい感じです。カリフォルニア・ランカスター近くにて。

こんにちは。昨年7月に創刊した「rider」という雑誌の三上です。フリーライドマガジン、FRMなどほかモトナビやガルルなどもたまに書かせて頂いているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。今回からこのロレンスでも書かせて頂くことになりましたので、紙媒体ともども宜しくお願いします。
 さてさて、何を書こうかな? と思っていたところ、地元のバーのマスター(23歳、カワサキ250TR乗り)に「やっぱり高いウエアは暖かいんですか? 冬寒くて乗る気しないんですけど……」と聞かれたので、防寒の基礎をちとお話させてください。案外知らない方も多いようなので。

防寒の基本

 まず防寒着で重要なのは、「いかにして暖かい空気を体の周囲に保つか」がポイントなんですね。魔法瓶や保温断熱ジャーを想い出してほしいんですが、要は体のまわりに空気の層を作り、その空気層を体温で暖めれば寒くないわけです。
 なので、空気をしっかり保つ素材(インナー)を着て、その外側から空気を通さない素材のアウターでその空気層を密封すればいいわけです。
 もちろんバイクメーカーの防寒ウエアはこの考え方を取り入れていますから、それらの防寒ウエアを買っておけば間違いなしです。信じられないほどの暖かさで、真冬に汗ばむほどの暖かさが得られます。
 でも、数万円〜10万円以上するそれらのウエアに手が出ないという人もいるでしょう。また、そんなに使用頻度が高いわけじゃない……という人もいるかもですね。そういう場合はどうするか。上記の「保温+密封」を手頃なウエアで実現しちゃえばいいのです。

高いものでなくても暖かくできる

 用意するのは、安手のダウンインナージャケット、フリースジャケットとマウンテンパーカ、あるいはレインウエア。アウター(シェル)はなるべく空気を通さないもののほうが寒さには強いです。なのでレインウエアもいいんですが、レインウエアの場合内側が結露する場合がある(水滴がつく)ので、長時間乗ってると蒸れてきますけどね。オシャレも考えるとアウトドアブランドのゴアテックス素材のマウンテンパーカがお勧めです。高いよっていう人もいそうですが、こまめに古着屋回るとえ? って価格でちょい前のが買えたりしますよ。
 いずれにしろ、アウターに使うシェルは袖口と襟元がしっかり締まるものにしてください。また、前のファスナーに前立てのついたファスナー剥き出しではないものを。また、縫い目がなるべくないものがいいです。縫い目から風、ガンガン入ってくるんで。
 この「自家製防寒レイヤードスタイル」で自分史史上最強だったのは、モンベルの登山用フリースとパタゴニアのカヤック用ドライジャケット「スカノラック」の組み合わせでした。これはマジで暖かかったなあ! どちらも破れたりしていまはもっていないので、今街乗りするときは、ユニクロのダウンの上からノースフェイスのマウンテンパーカを着ています。ツーリング時はバイクウエアブランドのものを着ることが多いですが。
 登山では一般的な「レイヤード」スタイルですが、これらをうまく組み合わせることでむっちゃ暖かいライディングが出来るんですよ。とくに下半身は、フリース素材の部屋着の上にレインウエアをはくと、むっちゃくちゃ頼りないのにとても暖かい! 転倒時の安全性を考えるとちょっとアレですが。
 しかもこうしたレイヤードな服装は、出先のカフェなどで温度調整するのも楽。ぜひ試してみてください。
 大事なのは、内側に空気をたくさんためて、その空気を逃がさない、そして冷たい外気が入ってこない組み合わせを実現することなんですね。ぜひみなさんもいろいろ工夫して試してみてください。

それでもダメなら

KLANの電熱ジャケットは、内側に電熱線が入っていて強制的に体を温めてくれます。電源はバイクのバッテリーから。これなら普段着ている薄手の革ジャケットなどに組み合わせるだけでOK。

www.japex.net

 あ、でもやっぱり耐えられない、でも高価なウインターウェアは……という人にはお手頃価格で使い勝手バツグンな電熱ウエアもお勧めです。ふだん秋冬使ってるジャケットに組み合わせるだけで寒さ知らず。着ぶくれしないので体が動かしやすいのも魅力です。お勧めはジャペックス扱いのKLAN。もともと外で働く労働者のために生まれた製品で、暖かさはバッチリ。ソックス、グローブもありますよ!

ジャペックス・KLAN製品ページ : http://www.japex.net/ridingitems/