第29号は、「 ボックスホール 」!あまり日本では馴染みのないメーカーかもしれませんが、一時は日本でも販売されていた時代があったようですよ!(akiko koda@ロレンス編集部)

ボックスホール ヴィヴァ(左)/ヴィヴァSL(右)(1969年モデル)

イギリスの1リッター級大衆車市場に、GM系のヴォクスホールが真向から斬り込んだのがヴィヴァだ。スタイリング・デザインといい、パフォーマンスといいそれは一頭地を抜いたもので、好評のうちに得意のワイドセレクションを鮮やかに展開中。その普及版が直4、1159ccで59.2馬力のエンジンを搭載。昨秋から新しい4ドアのデラックスが加わり、一そうの市場拡大を図っている。(左)

直4、1159ccのOHVエンジンは圧縮比を8.5から9.0に上げて、出力を毎分5800回転で68.9馬力に向上している。およそ、スポーティな乗り方をすることが前提になっていたため、従来2ドア一本だったSLに昨秋から4ドア型も加えている。つまり、高速性能を備えたファミリー・サルーンで、フロア・シフトの小気味よい走りっぷりはこのクラス随一だ。(右) 原文のまま