CMの差し替えにまで右往左往するスポンサー達

新年早々ベッキーの不倫騒動が騒がしい。そもそも不倫で民事裁判を訴えることができるのは
この場合不倫した男の妻だけの権利である。妻だけがいくら激おこしても許される存在であるが,
逆にそれ以外の人にとっては他人事だ。

しかし,それでもベッキーが謝罪しなければ行けないのは芸能人の中でもCM女王として君臨していたため,CMのスポンサーや出演しているバラエティ番組のスポンサー達への配慮が重要になるからである。実際スポンサー各社がこぞってCMの差し替えを始めているという報道もある。

では何故そこまで配慮しなければ行けないのか?それはスポンサーの商品を買う顧客層がベッキーの行為に対して許せない!と激怒し,場合によってはテレビ局やスポンサーの広報部に抗議の電話をしてくるからである。ここのところCMへのクレームも増えており,許せないと感じるクレーム攻撃にスポンサー側も敏感である。

マグマのように蓄積された自由奔放を許せないエネルギー

何故主婦を中心とした女性層はこうしたベッキーや矢口真理のような不倫に敏感なのだろうか。
答えは単純である。つまり自分達ができないような自由奔放な恋愛を楽しむ女性を許せないからである。

日本女性はとても真面目に生きてきた人が多い。それ事態は悪いことでは無い。しかし,恋愛もしないままとりえあず結婚して子供を産み,仕事を自己実現にすることもできず,配偶者控除の範囲でパートでもし,セックスは子供ができてからしなくなり,○○君のお母さんと呼ばれることの方が多くなり,気がつくと女としての幸せな人生送ってきたのかと考えると絶望的になるから考えないようにしているというような女性はとても多い。

しかも現代の日本は母親になると周囲からの母親として当然でしょとあらゆる行動にプレッシャーがかかる。そんなストレスは世界一SEXをするギリシャ人なら解放されるかも知れないが,セックスレスになった彼女達はマグマ貯まりのように貯めていくしかない。

つまり多くの日本女性は真面目に生きて,子育てに苦労して,恋愛やSEXの喜びなど経験しないままおばさんという存在になった女性が非常に多い。そんな人達に自由奔放に恋愛やSEXをしているような人は許せない対象になる。ましてやテレビ画面で日常的に見ているタレントなどの場合はさらに過激な攻撃になる。プロスケーターのミキティなどはスケートという才能も持ち,子供も持ち,自由に恋愛をしているという状況に猛烈な嫉妬が渦巻くのだ。

急増する未婚処女はさらなる過激な行動も

そしてそんな状況に追い打ちをかけるのがそうしたおばさんに加えて,急増中の未婚のまま中年になったり,処女のまま年を重ねてしまっているような新しい嫉妬予備群である。彼女達はもはや結婚や妊娠をしている女性ですら許せない。妊婦がお腹にひじうちされるような事件も増えており,妊婦とわからないように妊婦バッチをはずす妊婦も増えているようだ。最近はそうした友人がいる女性は気を遣って年賀状をわざわざ子供の写真とか家族写真が入っていないバージョンを用意するというようなことまででてきている。それぐらいジェラシーのエネルギーは恐ろしいのだ。

今からでも遅くは無い。退廃淑女になろう!

解決策は難しいことでは無い。結婚とか子育てとか旧来の日本の女性の幸せの価値観を壊していくことだ。そのためにはもっと恋愛を普通に楽しみ,事実婚を増やし,ポリアモリーも増やして行く。もっと女性達がSEXを楽しみ,中年になっていたとしても女性としての自分に自信を持ち,女を楽しめば良いだけだ。

ただ,そしてそれを阻むのは母親だろう。以前にコラムでも取り上げたように多くの母親は不幸なことに女性として人生楽しめなかった人達だ。彼女達が自分の娘にも同じ境遇を味わわせることになるのだ。退廃紳士は女性達をこの呪縛から救うことが使命だ。18歳を過ぎた女性達の恋愛とSEXはもっと自由であるべきだ。これ以上不幸な女性を増やしては行けない。芸能人にジェラシー燃やすような無駄なエネルギー注ぐよりは,未来に向かって向上心をもった人生を歩むべき女性達を今こそ増やそうではないか。