普段バイクに乗る上で、一番疲れるポイントってどこだろう?運転するにあたって、交通事故を起こさないように、操作を間違えないようにと、神経を集中させる事に疲れる。それは乗り物に乗るという時点で避けられない疲れだと思う。そんな避けられない部分は仕方ないとして、マシン性能の部分。路面のギャップや悪条件から伝わってくる無駄な振動や挙動。その部分に注目したのが、タイヤメーカーのダンロップ。ツーリングが楽しめる、疲れないタイヤを開発したのです。

疲れないタイヤは楽しいでは、疲れって何だ? (GOGGLE@モーターマガジン社)

(GOGGLE@モーターマガジン社)

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「疲れるというのは、必要以上にバイクが動く時ですよね。それに、疲れというのはライダーそれぞれによって感じ方が違うので、それを数値化してみよう、と言うことになったんです」 (商品開発部松浪さん)

ライダーそれぞれの主観である『疲れ』を数値化して、疲れないタイヤを作る。かなり画期的な発想だと思う。主観である感覚を数値化して商品にフィードバックする事なんてできるものなのでしょうか(;゚Д゚)

実際に乗ってみて感じたのは、路面からのキックバックが確実に小さ いということ。旧タイヤと新タイヤを乗り比べての試乗コースで、わざとギャップや路面の凹凸に乗っても、 旧タイヤで「ゴン」と身体に伝わっていたギャップ乗り越えショックは「コン」に変わり、タイヤ自体が軽く転がっている感じ。同じ時、同じ条件で新旧を乗り比べると本当によ くわかるものだ。

路面のギャップなどに乗ってしまった時に感じる「ゴン」が「コン」になる。それだけで疲れは大幅に違う事はバイク乗りなら安易に想像できると思う。

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疲れないタイヤとは、乗り心地が良く、走った後の体の余裕もあるし、もっと走りたい、って気持ちになるもの。「ツーリングが楽しくなるタイヤ」という主観的なテーマが、こうして解析され、出来上がった。

こうして出来上がったタイヤが、ドライグリップはそのままに、特に乗り心地とタイヤライフを大き
く向上したロードスマートⅢ。

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今まで誰もやった事が無いであろう『疲れ』という主観的感覚の数値化からの商品開発。こういう挑戦によって、バイクは辛いものから楽しいものへ、危険なものから安全なものへ進化してきたんだと思う。これからも、そんなバイクの楽しみを支えるタイヤの性能にも注目していきたいです(*´▽`*)