最近は各メーカーが大型アドベンチャークラスに魅力的なモデルを投入して、このジャンルが盛り上がっていますよね。何処へでも行けそう・・・という冒険心を駆り立ててくれるスタイリングと性能が、これまでオフロードとは無縁の層にもウケているのではないか? と思います。
ターゲットは「2016 エルズベルグ・ロデオ」!!
ところで、コチラに紹介するKTMの「1290スーパーエンデューロ」は、"ガチ"のビッグオフロードと言えるカスタム車です。ベースとなっているのは、KTMが誇るハイパー・ネイキッドのスーパーデュークR。最高峰のハードエンデューロとして著名な、エルズベルグ・ロデオにチャレンジするために作られたマシンです(本戦ではなく、高速ダートワインディングを走る予選に、この手のマシンで参加するのが流行しているとのことです)。
製作者はチェコの大ベテランライダー。
この1290スーパーエンデューロを作ったのは、チェコのイジー・ヘイニックさんというお方です。日本では誰ソレ?状態ではありますが、1980年代よりチェコのナショナルエンデューロチームのコーチや、マネージャーとしてISDEチームを率いたりと活躍。また自身もライダーとしてスーパーモト(モタード)などのレースで好成績を残しています。
180hp・180kgのKTM 1290スーパーエンデューロがどのような走りを見せるのか・・・イジーさんの来年度のエルズベルグ・ロデオでの健闘をお祈りしたいですね! アスファルトの上でも相当獰猛なスーパーデュークRのパワーを持つこのモンスター、私もちょっとオフロードで乗ってみたいです・・・あ、もちろんフラットなダート道限定で(苦笑)。