スクーターに代わる新たなパーソナルモビリティとしてルノーが登場させた2人乗り電気自動車「Twizy」

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日本ではあまり見かけませんが、国土交通省の認定制度により、横浜市内でのみ走行が許可されている小型電気自動車(EV)「チョイモビ」として、日産が実証実験を兼ねて、無料の会員登録と講習会を受ければ、いつでも1分20円で乗車可能なレンタルサービスを行っています。

そんなルノーの「Twizy」


RENAULT TWIZY|ルノー トゥイージー
ボディサイズ|全長2,337×全幅1,191×全高1,461mm
ホイールベース|1,684mm
車輌重量|450kg
最高出力(トゥイージー 45)|4kW
最高出力(トゥイージー)|8kW
最大トルク|57Nm
バッテリー|リチウムイオンバッテリー
最大航続距離|100km

この2人乗り超小型電気自動車を、今までルノーがF1でつちかったテクノロジーを反映した1人乗りのレーシングカーにしてしまったのです!!

その名は 「Twizy R.S. F1」

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ルノー・スポールとルノー・スポールF1とが手を組んで、このクルマのために調整したKERSは、専用のモーターが「リカバリーモード」にて、ブレーキエネルギーと、13kW(17ps)を発生するメインモーターから最大4kWのエネルギーを奪うことで、バッテリーをチャージし、ドライバーの任意のタイミングで、「ブーストモード」として、約14秒ほど、60kW(約80ps)の追加出力を、通常のモーターの出力と組みあわせて使うことができるというもの。
その総出力は、約72kW(97ps)。0-100km/h加速はルノーの誇るもっともスポーティなロードカー「メガーヌR.S.」に匹敵するという。
全力を発揮する「Twizy ルノー・スポール F1」のメインモーターは、最高で10,000rpmまで回転し、KERSのモーター/ジェネレーターは36,000rpmまで回転。トップスピードは110km/hを誇る。

乗りたい!!!そんな遊び心満載のコンセプトカー「Twizy R.S. F1」にF1ドライバーのSebastian Vettel(セバスチャン・ベッテル)選手が運転している動画を発見!!!

Sebastian Vettel and Twizy Renault Sport F1

youtu.be

とても楽しそう(*´▽`*)いったいどんな乗り心地なのでしょうか。

この、F1技術を応用したモンスター・トゥイジーを開発することになった経緯だが、別にモーターショーで展示するためにルノー本社から要請があったからというわけではないらしい。話の発端は2012年のF1スペインGPの最中にルノーF1のモーターホーム内で、F1用KERSのプロジェクト・リーダーを務めるローラン・ドゥバイヨル氏が、自身も開発に携わったトゥイジーについて熱っぽく語っている際に、「F1用のKERSをトゥイジーに積めないかな?」というほとんどジョークとして発した言葉だとか。これにルノー・スポールF1のエンジニアが乗り気になり、さらにトゥイジーのサスペンションを設計したルノー・スポール・テクノロジーやルノー・デザインの技術者・デザイナーたちを巻き込んで、昨年秋頃から「限られた予算内で技術的な実現の可能性について」真剣に議論を開始。12月にはルノー本社の上級経営幹部にプレゼンテーションを行って見事承認を得られたため、実際の製作に取り掛かったそうだ。

F1用KERSのプロジェクト・リーダーを務めるローラン・ドゥバイヨル氏のジョークから、ただの想定コンセプトカーではなく、本当にF1テクノロジーを詰め込んだトゥイジーを作ってしまうなんて、ルノーという会社の車への熱意と遊び心が伝わってくる気がてワクワクするのは私だけでしょうか( *´艸`)

ちなみに、冗談の発端となったKERSは運動エネルギー回生システム(Kinetic Energy-Recovery System)といって、ブレーキング時のエネルギーを回収・蓄積し、再利用するシステムの総称で、簡単に言うと、一般的なレースでのコーナー侵入前のブレーキング等で起きる、ブレーキパットとの摩擦熱をそのまま放出してしまうのではなく、マシンに蓄えて、別のことに再利用しよう!というエコなシステムの事。

www.autosport.com

ほんとはこの熱も全部貯めたい!!!的な感じなのでしょうか(笑)

ドライバーは、このKERSをステアリング・ホイールに搭載された数々のスイッチ類でコントロールするそうです。

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ilovecars11.wordpress.com

こんなにもカワイイデザインの「Twizy」に、ブレーキングの熱エネルギーが貯めれるほど放出されるようなフルブレーキを冗談でもイメージできる発想力、そしてそれを実現してしまう遊び心。そんな素敵な車メーカールノーの挑戦にこれからも目が離せません。