マシン性能に、ドライバーのテクニック、チームのセッティング力、天候や運。全てを総合した戦い。それがモータースポーツの面白さだと思う。そんなモータースポーツの常識を覆すようなレースが2016-2017シーズンのフォーミュラEチャンピオンシップのサブレースとして開催される。

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それは、自動運転電気自動車のチャンピオンシップ「Roborace」。

参加できるのは10チームで、レース時間は1時間。各チーム、2台の自動運転車で競いますが、車自体はどのチームも同じものを使用。勝負の鍵となるのは、車を動かすアルゴリズムとAI技術です。

各チームマシン性能は同じ。純粋に、車を動かすアルゴリズムとAI技術だけの戦いとなるこのレース。

アルゴリズム:数学、コンピューティング、言語学、あるいは関連する分野において、問題を解くための手順を定式化した形で表現したものを言う。「算法」と訳されることもある。

AI技術(人工知能):人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試み、或いはそのための一連の基礎技術を指す。

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2015年の東京モーターショーで発表され、ロッシーに挑戦状を叩き付けたYAMAHA MOTOBOT。この、ロッシvsロッシvsロッシ×無限のような戦いが、フォーミュラEマシンで現実になる。見たいような、見たくないような、複雑な気持ちになる発表。

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どこまでも攻められる、クラッシュでの怪我も、死ぬ事も、何も恐れる事はないロボットロッシ達の戦い。この、フォーミュラーEバージョンが、必死でドライビングテクニックを磨き上げて、誰よりも速く走りたい気持ちと、大怪我をするかもしれない、死ぬかもしれないという恐怖との狭間で闘いながら一所懸命上だけを目指すレースの中のフォーミュラーEというカテゴリーでのサブレースとして開催される。

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人間らしさの極限とは正反対の極限。ただただ、速く走るという事だけを突き詰められるレース。いったい、どんなレースになるのでしょうか。参戦チームはモーターメーカーだけではなく、グーグルやアップル、アマゾンなど、人工知能や自動運転のテクノロジーを研究している会社も参戦してくる新しいカテゴリーになるのではないでしょうか。

見たくないと言えば嘘になりますが、モータースポーツ好きの私としては、命をかけて走ってきたモータースポーツの歴史を考えると、少し複雑な気持ちになる新しいカテゴリーの発表なのでした。