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ハスクバーナから2016年モデルとして「Husqvarna 701 ENDURO」が発表されている。2013年よりKTM傘下となったハスクバーナだが、701はKTM690SMCのフレームとエンジンをほぼ共用する兄弟のようなマシンだ。

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701 ENDUROは“エンデューロ”とうたっているが、KTM690譲りのフレームやオンロード走行寄りのタイヤを装着していることからもわかるように、いわゆるデュアルパーパスのトレールバイクなのだろう。

バイクメーカーとして100年以上の歴史があるハスクバーナは、これまでオフロードのコンペマシンを中心に製造してきた会社だ。オフロード好きの私もハスクバーナファンのひとりで、2000年式WR250という2ストロークのエンデューロマシンをずっと所有している。

古いハスクバーナを知る方はご存知かと思うが、基本的にコンペマシンであるハスキーは、アスファルトの公道を走るのがとっても苦手だった。私のWR250はコンペとはいえナンバーを取得して公道も走れるのだが、オフロードでは生きいきと走るのに、アスファルトを走らせると不思議とぐずりだすことが多かった。そんなところも、他にはない個性があり愛すべきマシンなのだ。

この701 ENDUROのムービーは、自宅から出発して一般道を走り、農村から林道に分け入ってゆくという内容。いわゆる林道ツーリングだが、ヨーロッパの美しい田園風景や、針葉樹林の深い山道が、日本の林道ではなかなかお目にかかれないのでとても羨ましい。

701 ENDUROは、ABSにスリッパークラッチ、フライ・バイ・ワイヤ式のスロットルとエンジンマップを装備しているという。私の知るハスクバーナとは異次元の走りを、オフロードでもみせてくれるんだろうな。そしてアスファルトを走るのもすっかり得意になっているのだろう。