想像力とエロ本

前回マジックミラー号の話が好評だったので再びAVの話。かつてビデオデッキが発売された頃技術的性能で劣ったVHS陣営がベータマックス陣営に勝利した理由が,VHSはアダルトビデオをセットで販売したからだとは有名な話だ。それぐらい当時の男性達にとっては強烈な道具であった。

それまで元気いっぱいの男子にとって大事なおかずはエロ本と呼ばれる雑誌だった。昼間は中が見えない自動販売機が街角にあり,夜になり灯りがともると中のエロ本が見えるようになり買えるというものまであった。当時こっそり夜に買いに走った人も多いことだろう。ゴミ捨て場に落ちているエロ本も宝を見つけたようなものだった。それでも当時のエロ本はいけていないおばさんモデルだったり,感じなところが塗りつぶされており,もちろん動いていないので色々なことを自分の頭の中で変換し想像するしか無い。当時の男子達が女性の裸を見るということがいかに大変なことだったか。

ビデオデッキという奇跡の道具

そんな時に登場したアダルトビデオは男子達にとってまさにテクノロジーの進化がもたらした奇跡の道具だった。その後は前回のお話したように女優達はどんどん普通の人達になり,綺麗になり,やがてインターネットの登場でいつでもどこでもネットでAVは簡単に見られる時代になった。

もはや検索すれば30秒で世界中の女性のヌードを見ることができる時代になった。あれほど男子達が苦労して見たかった裸やお○○こも簡単に見られる時代になった。そのことが男子の草食化を加速させているのかも知れない。

ライブ配信

そんなAV冬の時代にも新しい動きがある。これまでの編集された動画から,ライブ映像への転換だ。それはまさにサイバースペースにおけるストリップ劇場。ネットの前で素人の普通の女性達が男性達とチャットをしながら見せたり,色々な行為をする。チャットで語りかければそれに応えてくれる美しい女神達はもはや,想像の世界では無く限りないリアルだ。

やがて技術はVRになり彼女の部屋に自分がいるような感覚はすぐに実現するだろう。テクノロジーは男子達の欲望を満たしてきたが,この先にあるのはリアルなのかイマジネーションなのか,それはSEXなのかマスターベーションなのか。その境界が限りなくあいまいな時代がまさに来ようとしている。