ロレンソの劇的な逆転優勝で幕を閉じた今年のMotoGP。


振り返ってみれば、ほんとに強かった YAMAHA 、そして最後までスリリングな優勝争いをしたロレンソとロッシの戦いと、みどころありましたね。

ところで、ロレンスがもう一つ注目していたドゥカティの久しぶりの優勝は、今年はついに実現しませんでした。しかし、今年のドゥカティの、特に前半の速さには目をみはるものがありました。
ぜひとも来年こそは赤い旋風、期待したいものです。

バレンシアGPでドヴィツィオーゾが7位、イアンノーネはクラッシュ、ピッロは12位完走

テストチームのピッロ

2015 MotoGPシーズンの最終戦、第18戦バレンシアGPはリカルド・トルノ・サーキットで開催されましたが、ドゥカティチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、最終戦を7位で終えました。チームメイトのアンドレア・イアンノーネは、3周目にクラッシュしてリタイア。ワイルドカードで参戦したミケーレ・ピッロは、12位という結果に終わりました。

この結果、2015年チャンピオンシップにおいて、イアンノーネがライダー部門5位、ドヴィツィオーゾが7位。ドゥカティおよびドゥカティチームは、コンストラクター部門およびチーム部門3位で今シーズンという結果でした。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 7位
「今日のリザルトでは満足できない。自分の思うように走れなかったうえ、マシンのポテンシャルをフルに引き出すこともできなかった。いくつかのGP15の特性のため、他のマシンとの違いを生み出すことが難しかった。来季はレギュレーションが変更されるので、これをアドバンテージにできるよう、新しいシーズンに向けて適切な改良が行えるようにしたい。」

アンドレア・イアンノーネ(Ducati MotoGPチーム #29) リタイア
「良いかたちでレースをスタートできた。失うものは何もなかったので、できるかぎりハードに攻めていった。上位陣に食らいき、特に素晴らしいペースで走っていたペドロサ(ダニ:ホンダ)にプッシュした。残念ながら、ミスを犯してクラッシュしてしまったが、大きな目標を達成するにはすべてを投げ打つ覚悟をしなければならない場面もある。素晴らしいシーズンを送れたことについて、チームの面々に感謝するとともに、ファクトリーチームに加入して以来、一貫してサポートを続けてくれるドゥカティとボローニャのスタッフにも感謝の意を表したい。4位の座は失ったものの、最終結果には満足している。来年はもっと大きな目標にチャレンジできると確信している。」

ミケーレ・ピッロ(Ducatiテスト・チーム #51) 12位
「スタート時点ではかなり走れていたが、ドヴィツィオーゾらの第2グループから徐々に離されたので、ちょっと失望している。ブリヂストンを履くのはこれが最後だが、自分自身のベストを尽くしてチームに貴重なデータは持ち帰れたと思っている。この機会をくれたドゥカティと、素晴らしいコミットメントを見せてくれたドゥカティコルセのスタッフに感謝したい。今週火曜から、来シーズンに向けてデスモセディッチをさらに向上させる仕事を始める。」

ルイジ・ダッリーニャ(Ducati Corseゼネラルマネージャー)
「チャンピオンシップ最終戦も、期待どおりのリザルトが得られなかった。今日のイアンノーネは、今季初のミスを犯したが、シーズンを通じて素晴らしい走りを見せてくれた。ドヴィツィオーゾは、この数戦は不運に見舞われたものの、2015年はGP15を5度表彰台に導いてくれた。気持ちを切り替えて、火曜日と水曜日にバレンシアでテストを行い、2016年に向けてスタートを切る。」

2016年シーズンでの雪辱、ぜひとも頑張ってください、

フォルツァ!ドゥカティ!