『バクマン。』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』2008年37・38合併号から2012年21・22合併号まで連載された。単行本は全20巻。その内容が様々世代から支持された。ー Wikipedia
公開日:2015年10月3日全国ロードショー
公式サイト:http://www.bakuman-movie.com
(C)2015 映画「バクマン。」製作委員会

すみません、バイク漫画を探していて、たまたま映画のトレイラーみちゃって、バイク漫画、バイクマン、バクマン・・・という具合に、頭の中で化学変化(^^;)

というわけで、ぼくの大好きな『デスノート』をヒットさせた黄金コンビ 大場つぐみ先生(原作)x 大畑健先生(作画)が、少年漫画雑誌の王者「少年ジャンプ」で連載した、漫画家を主人公とした最強コミック『バクマン。』を紹介しちゃうのです!
2015年10月3日から映画も公開!というところで、時事ネタ的にはいいでしょ??許してください(汗)

将来に夢

物語は、中学三年生の漫画好きの少年、真城最高(サイコー)が、学校一の美少女亜豆美保(あずきみほ)に想いを寄せて授業中に似顔絵を描いていたノートを忘れ、学校にとりにいくところから始まります。
そこに待っていたのは学校一の秀才、高木秋人(シュージン)。彼はサイコーの絵に惚れ込んで、きっと彼がノートを取りに戻ってくるだろうと思い、待っていたのです。
亜豆への思慕を知られたと悟ったサイコーは動揺しますが、そんな彼に構わずシュージンは、一緒に漫画家になろうぜと誘うのです。

学校、ノート、出会い。誘惑。
まるで『デスノート』を思い起こさせるプロローグに思わず心の中でニヤリとしてしまうのです!

©集英社・少年ジャンプ・大場つぐみ先生x大畑健先生

ここでシュージンに「デスノート」といわせるところがニクいのです!

「俺が原作、お前が作画。いっしょにやろうぜ」とシュージンはサイコーを誘います。
これ、思わずペットショップボーイズの「Opportunities」を思い出させるクールなシーン。

Pet Shop Boys - Opportunities

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タッグを組む二人の天才

サイコーには、過労がたたって亡くなった漫画家の叔父(川口たろう)がいました。大好きで敬愛していた叔父が無念の死を遂げたことで、シュージンの誘いに乗ることに魅力を感じながらも、どうしてもためらってしまいます。

そこで、シュージンは、サイコーが密かに想いを寄せている亜豆に強引に引き合わせます。
テンパったサイコーは、思わず漫画家になって、アニメ化したら、結婚してくださいと口走ってしまいます。
すると、亜豆もまた、声優になる夢を告白し、サイコーの申し出を即答で受けるのです。実は小学校時代から二人は惚れ合っていたのです。

二人は、サイコーのアニメに亜豆が主演するまで会わない、でも愛し続けるという、現代にあってはありえない純愛路線を突っ走るのです

サイコーとシュージンは、タッグを組み、漫画家を目指します。
シュージンがネームを書き、サイコーがそれを漫画の形にしていきます。二人の友情と信頼はどんどん深まるのです。

果たして彼らは目標を達成し、一流漫画家になれるでしょうか?サイコーと亜豆は結ばれるのでしょうか??

魅力的なライバルもたくさん登場

漫画家「亜城木夢叶」として、漫画界の最高峰の舞台、週刊少年ジャンプへの連載を目指します。
二人は優秀で熱心な編集者たちとの出会いを経て、才能を発揮。ジャンプでの年間契約を勝ち取るのです。

しかし、ジャンプで一番になって、アニメ化をする!という目標には多くの障害がありました。
それは彼らに勝るとも劣らない天才的なライバルたちの存在です。
少年ジャンプでは、毎週読者アンケートがあり、そこである程度人気を確保していかないとドンドン連載打ち切りされるという厳しいシステムがあり、同じ連載漫画家の仲間でありながら最大の敵という、とってもキッツイ環境が待ち構えていたからです。

ある意味編集者同士も良きライバルなのです

厳しくも熱い佐々木編集長

故・川口たろうはついに1位には選ばれることがなかった。サイコーは大好きな叔父のためにも奮闘するのです

本作の魅力は、漫画を書くという地味な内容をある意味バトルにまで昇華させている点。ちなみに、映画では、作画中のシーンをCGではなく、プロジェクションマッピングを使って表現しているということで、いよいよもってみたくなるのです!

ライバルの中でも最強なのは、同年代の天才、新妻エイジ。
漫画を描くだけのために生まれてきた変人ですが、サイコーとシュージンたちとの切磋琢磨を刺激に、さらに頑張る、とても愛すべきキャラです。ちょっとデスノートのLを思い起こさせるキャラで、ぼくは大好きになりました。ちなみに映画では、このエイジを染谷 将太さんが演じてます。はまり役ですねえ。

超天然の天才エイジ。

良きライバルの一人、福田真太。すみません、このカットはせめてバイクを出したいという一念で(汗)

映画化が本当に楽しみなエキサイティングな名作

本作では次から次へと新しいライバルや、漫画家を取り巻く”ビジネスモデル”というか、業界の慣習など、大人の社会に若くして飛び込んだサイコーとシュージンが、情熱と才能と漫画への愛、そして友情を武器に、若さをむき出しにしながら奮闘していく青春物語です。

ライバルに喝をいれるエイジ!燃えるぜ

少年ジャンプでは「キャプテン翼」が日本の運動少年たちを熱狂させ、サッカーへの関心を盛り上げ、ついにはW杯に出場できるレベルにまで押し上げた例がありますが、この作品も絵が上手で、良いアイデアを出せる少年少女たちを、漫画という日本のお家芸の産業に今一度目を向けさせた良いきっかけになったのではないでしょうか。

というか、ベンチャー企業に挑戦する若き起業家と、ベンチャーキャピタル、みたいな構図に、漫画家を目指す若者とジャンプの編集者たちが見えてくるので、ある種の起業家物語、ビジネスに挑む若者の話、というふうにも見ることができますよ。そう思うと、漫画家になろうと思わないとしても、なにか成し遂げてやろうと思う、野心溢れる若者には、ピッタリの作品だと思うのです。

少年ジャンプという、誰もが読んだことのある最高の漫画環境、そこで人気漫画を生んでいくプロセス。漫画家という職業のリアル。そうした華やかな世界の裏側をエンターテイメントにして仕上げてくれた名作、それが「バクマン。」

これは映画も絶対見なくちゃ!でしょう!

(C)2015 映画「バクマン。」製作委員会

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