HONDAが公開しているHonda 原点コミック。ついに終幕を迎えます。
戦後、ただの町工場からスタートして、世界のHONDAの礎を作り上げた、本田宗一郎と藤澤武夫。
二人は1973年に引退しました。後進を信じ、すっぱりと経営からは身を引いた鮮やかな引退劇は当時の世間を大いに感動させたそうです。
引退後は経営には携わらず、全国各地の子会社や工場、ディーラーなどを回って表敬訪問をするのです。本田宗一郎らしい、温かい心配りです。
その後、HONDAはシビックの大成功を経て、四輪メーカーとして揺るぎない地位を作り、アメリカにも工場を建築。いよいよ国際的大メーカーへと成長を始めるのです。本田宗一郎はHONDAの顔として、さまざまな式典に赴き、経営陣のアシストに徹するのです。
その後、本田宗一郎は、盟友藤澤武夫を亡くし、躍進を続けるHONDAを見守りながら、人生の終盤戦に来たことを実感するのです。
本田宗一郎は1991年8月5日に、その生涯を終えます。
84歳でした。
すべての日本人の誇り。
本田宗一郎さん。
何度でもあなたのことを思い出し、取り上げ、語り合っていきます。