「ツーリングに参加しないならバイクを一台取りにいってよ」さっくりと指令を受けたトーマス

2015年8月21日。台風の影響でやや天気の悪い金曜日。
第1回ロレンスナイトツーリングが開催されたらしいです。というのもぼく、参加してないからです(; ;)。

実はトーマス、大事なお役目をいただきまして。
1台、中免で乗れるバイクを調達しなければならないということで、Akiko記者の実家に大切に保管されている250ccのバイクをツーリング出発時間前に、編集部まで持ってくることになりました。ミッション:インポッシブル〜。
Akiko記者と同行して都内某所のAkiko家にお邪魔しまして。そのバイクをピックしにいったら、そこに待っていたのは、1992年に登場以来、未だに製造されているカワサキの長寿シリーズ、エストレヤ(ESTRELLA)でした。

旧車然としたエストレヤカスタム

みるとところどころ錆は浮いているものの、綺麗なエストレヤ。
前後ドラムブレーキが装着されているので、初期型かと思いましたが、後で調べてみると、エストレヤは92年の最初期モデルから少なくとも前輪はディスク化されてます。ならこれは?と思ってさらに調べると、1996年から2006年まで生産された特別モデルで「エストレヤカスタム」と呼ばれるシリーズで、敢えて前後ドラムブレーキに変えたマニアックなモデルであることがわかりました〜。

【エストレヤカスタム】
前後別体のサドルシートの外観に、前後ブレーキをドラムブレーキとした車種(エストレヤをベースに前後ドラムブレーキを装備したモデル)。1996年から2006年まで販売された。

突然の雨に打たれて

免許取得活動中のAkiko記者は当然まだ運転できないわけで。だからこそのトーマスの同行なんですが、Akiko記者のご両親にもつつがなく挨拶をして、エストレヤをピックして、Akiko記者を後ろに乗せて、走り出しましたよ、トーマス。

ところがものの5分と走らないうちに、なんとまあ雨が降り始めたんですよ、あーミッション:インポッシブル〜。
しょうがないので、途中でファミレスにバイクを停めて、しばし雨宿り。

長期保管からようやく脱したと思ったらいきなり雨に降られるかわいそうなエストレヤ。

分離型のサドルシートがクラシック

さらに旧車風のカフェレーサーに仕上げたら良さげな、ベース車に最適なモデル

雨は途中かなり強く降りましたが、30分くらいで止みました。ラッキー。
再び走り出した二人は、一路ロレンス編集部のある広尾へ時速200キロでぶっ飛ばしました(もちろん嘘です。初めてのバイクだし、路面がすっかり濡れていたので、60キロくらいしか出しません)。

40分くらい走ったでしょうか。
広尾に無事到着し、事務所前に停車。(駐車じゃない、停車です〜w)

前後ディスクブレーキ。かなりクラシックな佇まい。

さも自分が運転してきた風で、にっこりのAkiko記者。くぅ、かわいいっす。

しかし、あらめてこのエストレヤを見てみると、英国風の古〜いバイクをリスペクトして作ってあるのがわかりますね。
ハンドルをセパハンにして、ミラーも小さくして、カラーもオフホワイトとか赤く塗って、シートも替えて、それこそスリムなカフェレーサーにしたら、かなりカッコよくなりそうな気がしますねえ。

世界のカスタムビルダーの連載をしている身としては、ぜひこのエストレヤをベースに、ロレンス流のカフェレーサーを仕上げる過程を記事にしたいもんです〜!

どうでしょ!?