こちらの男性、誰だかわかりますね?
トライアンフのバイクとダブルのライダース姿が最高にクールな彼。
若くしてこの世を去った伝説の俳優、ジェームス・ディーンです。1955年に映画『エデンの東』のキャル・トラスク役で初めての主役を演じ、アカデミー賞の最優秀主演男優賞にノミネートされました。それ以前の映画にはノンクレジットでエキストラとして出演していたため、実質初出演作で初主演、アカデミー賞最優秀賞ノミネートの偉業を成し遂げたと言っても過言ではありません。
「エデンの東」の撮影の際は、愛車のバイクで大陸横断してハリウッドに入ったジェームス・ディーン。
ジェームス・ディーンとバイクとの出会いは16歳の頃。養父母からもらったチェコ製の1.5馬力、最高時速80km/hの小型バイクです。その後、ハーレー、ノートン、インディアン500、イタリア製のランチア、そしてトライアンフなどが彼の愛車となります。
1955年の9月30日、ジェームス・ディーンは愛車、ポルシェ・スパイダー550での交通事故により、突然この世を去ります。ジェームス・ディーンはスピード狂だったという説もありますが、それは映画「理由なき反抗」で演じた役柄のイメージによるもので、実際は運転には普段から注意を払っていたという説もあります。
いずれにせよ、24年と7ヶ月という短すぎる生涯でしたが、多くの人に影響を与え、今でも多くの人に愛される伝説の俳優です。
今見ても全く色褪せない、ジェームス・ディーンの最高にクールな姿でした。