バイカーならば一着は持っていて当然!のライダースジャケット。女性にとってはバイクの所有、非所有に関わらずマストバイなファッションアイテムですね。
ハードなダブルライダース、シンプルなシングルライダース、ブラック、ブラウン‥どんなライダースジャケットを買おうか、それともオーダーしようか‥悩む!そして、悩む事が楽しい!!
あの「乱暴者」のハリウッドスターのライダースジャケットは‥?
どんなスタイルのライダースジャケットを手に入れようか‥。とりあえず、ライダースジャケットの元祖をチェックしておきましょう!
バイク好きで知らない方はいないでしょう、こちらは映画「乱暴者」のマーロン・ブランドです。劇中で暴走族の頭、ジョニー・ステイブラーを演じている彼がロールアップジーンズにエンジニアブーツを合わせ、肩に星型のスナップボタンのついたダブルのライダースを羽織る姿は最高にクールで、一躍若者の憧れの的となりました。
この映画の公開以降、ダブルのライダースジャケットはタフな男の象徴として、若者の大人気アイテムとなりました。
このライダースは、Schott?デュラブル?
劇中マーロン・ブランドが着ていたライダースはいったいどこのブランドのものなのか?
良く聞かれるのはライダースジャケットの代名詞とも言える、Schott社のライダースジャケット、Perfectoシリーズのワンスターであるという説です。Schott社の公式ホームページにも記載されていますね。
伝説のライダース“ワンスター”
Schottの名を世界に知らしめたのが、50年代に発表された星型のスタッズをエポレットに配した伝説のモデル“ワンスター”だ。これこそが、映画『ザ・ワイルド・ワン(邦題「乱暴者」)』で、マーロン・ブランドがまとったと言われているモデルである。
その後もバイク乗りのみならず、ラモーンズやセックス・ピストルズをはじめ多くのロックミュージシャンに支持され、時代を超えた永遠の定番として今なお多くの人々を魅了する。
最近では定番モデルだけではなく、カジュアルラインも充実させるなど、常に時代に合わせて進化を遂げる革新性も忘れない。ライダースの歴史は永遠にSchottとともにある。
しかし、ファッション業界やライダースマニアの間では、Schott社のものではなく、デュラブル社製の「One Star Riders」である!と言われています。そのシルエットからしてデュラブル社製という説が濃厚だそうですが、真相やいかに‥。
真祖はともかく、Schottってどうなの?
1913年にニューヨークで生まれたSchott社。1928年に発売された「Perfectoシリーズ」は、世界で初めてフロントジッパーを採用したライダースジャケットです。そして、50年代に発売された「ワンスターモデル」はSchott社の名を世界中に広めることとなり、Schottのライダースジャケットはバイク乗りのみならず、多くのロックミュージシャンに愛されるようになりました。
そんなSchottのライダースを買おうか迷っているライダース初心者の高校生への、Schott熟練者の方からの回答をご紹介します。
現在60代、70代のろくでなしオヤジ達にも、人生初の革ジャンはショット、という連中が大勢いるくらいだから、初心者の選ぶ一着としては悪くない選択だと思う。
ショットの革は比較的厚い。そして硬い。重い。
しかし革ジャンってのは本来そいうものだ。革が身体に馴染むまでには相応の我慢を強いられる。
それを我慢して飼いならした時、その革ジャンは初めて君の一着になるのだよ。
他の誰でもない君だけの一着にね。
そして、ロレンス編集部のトーマスの意見はこちら。10年前以上のモデルはやはり硬いそう。
シンプルなシングルライダースもいいけれど、やはりダブルのライダースをタフに着こなしてみたい‥!私だけの一着が欲しい!!
ライダース選びの長い旅は続きます。