ご存知カウルとは、空気抵抗を減らしたり、乗員を走行風から保護する目的で、車体や乗員を覆う風防を指します。ツアラー乗りの方は、きっといつも「カウルに守られてる〜」と感じているのでは?
ということで、カウル装備のオートバイの歴史をたどってみましょう!
最初のフルカウル装備、量産市販車!BMW・R100RS
量産市販車で最初にフルカウルを装備したのは、1976年のBMW・R100RSといわれています。
82年に登場した、ホンダ・CB1100R
80年代には、ツアラーとして快適なカウル装備車が増え、1982年にはホンダ・CB1100Rがロードレース用のイメージを持つカウルを装備して登場しました。
型式認定を得るきっかけとなった、ホンダ・VT250F
日本国内向けではなかなか型式認定を得ることができなかったカウル装備車。日本国内で導入されるきっかけとなったのが、ホンダ・VT250Fです。
1984年にはスズキもフルカウル装備車を発表。スズキ・RG250Γ。
1983年にはスズキ・RG250ガンマがロードレース風のハーフカウルを装備、翌年にはフルカウルを装備。日本中でフルカウル装備車が走る姿を見ることが出来るようになりました。
参考までに、2015年モデルのNinja250R
昔のモデルと比べると、守りながら攻撃してる雰囲気があるフルカウル装備車。
おまけ。世界最初のカウル装備車?MOTO GUZZI V8
1955年にイタリア最古のオートバイメーカー、モト・グッツィによって生み出されたMOTO GUZZI V8。こちらが最初のカウル装備車と言われています。もちろんレースのためのもの。
60年前から、カウルの中には夢と希望が詰まってる!!!