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いよいよ日本でもBMW S1000XRが発売される

アドベンチャーモデルが好きな方には、もっとも気になるマシンだったであろう「BMW S1000XR」が、いよいよ8月21日(金)にBMW Motorrad Japanから発売される。5月にはスペインでBMW Motorradによる試乗会が開催されているので、そのライディングフィールは、各メディアでご覧になった方も多いと思う。

思いつく限りのハイテクデバイスがメガ盛り

そのスペックは、最高出力 118kW(160hp)/11,000rpm、最大トルク 112Nm/9,250rpmと強力なものだし、あらゆる路面状況でエンジン特性を最適化する「プロライディングモードプロ」は、「Rain」「Road」「Dynamic」「Dynamic Pro*」が選択可能。コーナリング時のブレーキでも安全性を確保する「ABSプロ」や電子サスペンションコントロールの「ダイナミックESA」。さらにスロットルやクラッチを操作しなくてもシフトチェンジができる「HPシフトアシスタントプロ」、「オートマチック・スタビリティ・コントロール(ASC)」および、ダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)」などなど。もうオールドライダーの私には、理解を超えるようなハイテクデバイスがメガ盛りの、最先端マシンなのだ。

アドベンチャーの姿をしたスーパースポーツ

BMWのフラッグシップ・スーパースポーツである、「S1000RR」の足回りを単に長くしたようなスタイリングは、他社のアドベンチャースポーツとは発想からして違うように見える。アドベンチャーというジャンルに属するのなら、オフロード走行も視野に入っているわけだが、S1000XRでオフロード走行をしたいと思う人はまれだろう。S1000XRは、アドベンチャーという流行のスタイルをまとった、スーパースポーツマシンなのだと言い切りたい。まさにスーパーアドベンチャーというにふさわしいマシンなのだ。

Ducati Multistraada 1200(左)とMV Agusuta TURISMO VELOCE 800 LUSSO(右)

スーパーアドベンチャーの動向が楽しみだね

私はロレンス編集部でも特にアドベンチャーモデルに注目してきたが、S1000XRの突き抜け方はライバルが不在といえるかもしれない。先頃、詳細が発表された「Honda CRF1000L Africa Twin」はアドベンチャーの元祖らしく、オフロードよりのスタイルで登場した。なので競合となるのは「Ducati Multistraada 1200」か「MV Agusuta TURISMO VELOCE 800 LUSSO」あたりだろう。S1000XRの登場で、アドベンチャーがよりスポーツバイクとして先鋭化してゆくのか、今後の動向に興味はつきない。

BMW Motorrad Japanでは、S1000XRのモニターキャンペーンを展開している。あ、明日が締め切りですね。。。S1000XRに乗ってみたい方は急いで急いで。