私は4ストロークのビッグシングルが好きです。軽量でシンプルなパワーユニットは、コンパクトであることが望ましいモーターサイクルという乗り物にピッタリな心臓部のひとつだと思います。分解整備も比較的簡単で、部品点数が少ないことも長年維持するうえで非常に好ましいです・・・私のようなビンボー人的には特に!(苦笑)

一般に4ストローク・ビッグシングルの排気量といえば、500cc〜650ccくらいが一般的ですが、なかには750ccをオーバーする製品もあります。国産車では、スズキのDR BIGなんかが有名ですね。

1988年にデビューしたDR750SことDR BIG。1991年型からは800ccに排気量アップした大型単気筒のデュアルパーパス車です。

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どれだけ振動が強烈なのか・・・興味津々です。

さて、世の中には過剰なコトにチャレンジすることに意義を見出す方が結構多く、どれだけ大きな単気筒車を作れるか・・・に熱中する方もいらっしゃるみたいです。ドイツのフルダにお住まいのフランツ・ランガーさんは1998年、1000cc!!の単気筒車を製作。しかしその後、ほかの方が1440ccの単気筒を製作し記録?を更新。再度ナンバー1の座につくことを目指したランガーさんが作ったのが、こちらの2000cc!!!!!!単気筒なのです・・・。

NSU バイソン2000の心臓部。ベースとなったのはドイツ車のNSU CONSULですが、オリジナルの排気量はわずか?(笑)500ccです。ギアボックス別体式で、クランクシャフトスプロケットからクラッチと点火装置のマグネトーをチェーンで駆動します。こんな旧型単気筒をベースにしていますから、当然?バランサーの類はないでしょうね(冷や汗)。

1.bp.blogspot.com

バルブトレインはベベルギアシャフトを使用。シリンダー部には星型の航空機レシプロエンジンのパーツを使っているとのこと。なんとエキゾーストの径は75mm!!もあります。

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セルスターターはないので、始動はキックスタート!! または押しがけです。押しがけのほうが、右足のことを考えると安全でしょうね(苦笑)。

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じつはその後、クラウス・ミースさんという方が3034cc!!!!の単気筒を製作したため、すでにバイソン2000が最大の単気筒ではないのですが、見た目のバランスでいうとバイソン2000のほうがクールだな・・・と個人的には思います。もっとも、ここまでバケモノになってしまうと、軽量・シンプル・コンパクト・・・という、私が好きなビッグシングルの概念からははるかに逸脱していますけどね・・・でも、こういうモノ作っちゃう人、私は大好きです(笑)。

3リッターオーバーの単気筒車、HG3000。かなりブキミ(笑)です。

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果たしてこのバイソン2000、どのようなエンジン音を奏でながら走るのか、みなさん興味ありませんか? こちらに走行シーンなどをおさめた動画がありますので、ぜひご覧になってみてください。

Von SUPER-BIKE-BOX Schottenring Racing NSU Bison

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