Dagger Cyclesは、Roberto Polizziさん主催のカスタムバイクブランド。
彼らの新作はYAMAHA SRX600。
シングル(単気筒)のスポーツバイクとして人気を博したSRXを、アウトローな感じに仕上げてくれています。
どうでしょう??
ロケットカウルつきのSRX。とびきり速そうですよね!
SRX600/400は、"テイスト・オブ・ザ・ワールド"を提唱するまったく新しいカテゴリーのモーターサイクルとして1985年4月15日に発売され、当初の販売計画を大きく上回る大ヒットとなった。
時代が要求するものではなく、エンスージャストを自認する開発スタッフたちが「自分たちがつくりたいもの、乗りたいもの」「わかる人に乗っていただければけっこう」という気持ちで送り出したモデルだけに、SRX600が国内外合わせて19,000台、SRX400が国内だけで30,000台(いずれもシリーズ累計の生産台数)と多くのライダーに支持を受けたことは、当の生みの親たちにとっても大きな驚きだった。
その当時、2気筒、単気筒マシンによるレースイベントが人気を博し、SRX600は常勝マシンとしてめざましい活躍を見せたが、その気になれば当時のTT-F1クラスにも参戦できるよう、はじめから排気量を608ccに設定(4ストローク車は600~750cc)してあったという。それは、高性能スポーツといえばハイパワー、ハイスピードな大排気量・多気筒マシンばかりに目を向ける二輪市場に対するアンチテーゼであり、開発者たちの意地でもあった。