意外と知らなかったエンブレムの由来や歴史を紹介するこの連載。今回はわたくしエミリーが担当します!

PEUGEOT(プジョー)

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ご紹介するのは、ライオンのエンブレムでお馴染みのプジョーです。後ろ足で立ち上がったライオンが、プジョーの高級感をさらに際立たせていますよね。

研ぎ澄まされた刃物の最高品質を示すライオン

実はプジョーの歴史は古く、その始まりは15世紀に存在したプジョー家にまで遡ります。元々は農家だったプジョーが1810年頃、織物業を皮切りに工業に進出しました。そして帯鋸、スプリング、コルセット用ボーンや工具なども製造するようになり、このライオンエンブレムを使用したブランド製品が登場したのは1850年のことでした。

「鋸の刃の堅牢さは、ライオンの歯のごとく」
「鋸の刃のしなやかさは、ライオンの強靭な肉体のごとく」
「鋸の刃の切れ味の良さは、獲物に飛びかかるライオンのごとく」

当時の広告では、製造された研ぎ澄まされた刃物の最高品質を、このようにライオンと連想づけて示されていたそうです。今では車のロゴとして浸透しているライオンエンブレムが、元々は刃物製品から来ているとは驚きですよね。

長い歴史とともに変遷を重ねてきたデザイン

現在使われているデザインになったのは2010年のことです。その時にすでに創業200年であったというからすごいです。このデザインになるまでに様々な変遷がありました。工具類、自転車、オートバイ、自動車などに形を変えながら使われてきたそうです。本格的に車にあしらわれるようになったのは1930年代ということですが、下の画像をみると歴史を感じますね。

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ライオンのエンブレムにこんなに長い歴史があったなんて知らなかったです。元々は刃物を表現していただけあって、現在でも力強いロゴになっていますよね。歴史を知ると、車にあしらわれたエンブレムを新たな視点で観れるかもしれませんね。みなさんもこれから街でプジョーの車を見かけた際には、今回ご紹介したエピソードを思い出してみてください!