悪ガキ四人組(ビリー、パディ、アーチー、サム)。58年後に再会したのは、四人組の一人ビリーのバチェラーパーティー。
ビリーは40歳下の若い女性との結婚をしようとしていた。若い女性と一緒にいると70歳を超えた自分が17歳の気分に戻れるからだ。ビリーは仲間の三人を結婚式を行うラスベガスに呼び寄せるが、最後まで渋るのはパディ。彼の妻であり、四人組のアイドルだったソフィーの葬式に、ビリーが来なかったことを根に持っているからだ。
それでも渋々ラスベガスにやってくるパディたち。さまざまな偶然の出会いを通して、四人の絆は再び強固なものになっていく。
友達っていいよな。本作は、男の友情っていいよな、と単純に思わせてくれる作品である。20-30代ではこの気持ち、わからないかもな。
老人の友情をテーマにした映画は多いが、本作はアカデミー賞受賞メンバーを集めた豪華さでは群を抜いている。老いても気分は若い時のまま。やんちゃで何が悪い?それがこの映画のテーマである。
ただ、ネタバレで申し訳ないが、最後にビリーは年下の婚約者との結婚を破棄してしまうのだが、その理由だけがちょっといただけない。
孫のような年齢の女性をモノにして、ドヤ顔をする70歳。それでいいんじゃないかと思っていたので、最後にほんのり期待を裏切られるのである。