大人顔負けにカッコよくジャンプをきめるキッズライダー。私は若い頃からモトクロスをするのが大好きですが、“たしなむレベル”をついに超えることはなさそうです。たまの休日をモトクロスをして過ごそうとコースにゆくと、こんなキッズライダーがびゅんびゅん走っていて、“たしなむレベル”の私は抜かれっぱなしってこともしばしばですから。

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2016年モデルより国内発売される「Kawasaki KX100」

先日、カワサキから2016年モデルのモトクロッサーが発表されましたが、これまで海外向けのみだった、KX100が国内向けにもラインナップされました。このクラスにはKX85とKX85-IIというキッズモトクロス用のマシンがありましたが、前後ホイールが19インチ・16インチと一回り大きなサイズのKX85-IIの車体に、100ccの2ストロークエンジンを搭載したモデルです。

ちょうどいいサイズのラージホイール・ミニモトクロッサー

85ccのモトクロッサーはミニモトクロッサーともいわれ、ビギナーやキッズ向けのマシンという位置づけでした。85ccとはいえレーサーであるパワフルなエンジンと、子供でも乗れる小さなサイズは、大人が乗るにはだいぶ手に余るものでしたが、KX85-IIのようなラージホイールを装着したミドルサイズのモデルは、車高の高い250や450に較べて足付き性もよく、初心者でも安心して乗れるサイズです。これにちょっと余裕のある100ccのエンジンを搭載したKX100は、私のような“たしなむレベル”のサンデーモトクロスライダーには、ピッタリのマシンかもしれません。

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ミニモトとはいえないほどパワフルな本格派「Honda CRF150R」

こちらは2006年に発売されて以来、ミニモトクロッサーでは大人気となったHonda CRF150Rです。2ストロークエンジンが主流だったミニモトクロッサーに、低速からパワフルな水冷4ストロークエンジンを初めて採用すると、このクラスに新風を巻き起こし、いまだにライバル不在の状態が続いている。このマシンにもラージホイールのCRF150R IIがラインナップされていて、こちらも大人が存分に楽しめるミドルサイズですが、上級者のテクニックにも応える本格的な1台です。

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モトクロスバイクにおける不朽の名車「Honda CRF100F」

CRF150Rの弟分のようなこちらはCRF100F。1990年に「初心者でも楽しめるモトクロッサー」として登場したXR100Rの後継機種です。空冷100ccエンジンはCRF150Rと較べると圧倒的に非力ですが、CRF100Fはこのクラスの、いや、モトクロスバイクにおける不朽の名車といっても過言ではないでしょう。エンジンは非力ながらしっかりした車体は、“たしなむレベル”の私でも思いっきりエンジンを回して走ることができ、このマシンはスペック以上の楽しさがあるのです。それは各地の初心者向けモトクロススクールでもよく採用されているし、モトクロスのみならず、ダートトラックレースの入門マシンとしても定番となっています。

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こんなカスタムレーサーでモトクロスしたいなぁ

ついでながら、CRF100Fのカスタムレーサーもご紹介します。エンジンは150ccにボアアップされ、前後サスのストロークも大きくなっているようです。“たしなむレベル”の私でも、こんなCRF100でモトクロスしたら楽しいだろうなぁ。

気軽にモトクロスを楽しんでみよう

モータースポーツは、ちょっと敷居が高いように感じている方が多いかもしれませんが、モトクロスは初心者から上級者までが一緒になって楽しめます。モトクロスコースも全国各地にありますし、レンタルバイクやウエアを用意している施設も少なくありませんので、気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。モトクロスコースで過ごす休日は、ツーリングなどとは違う充実感を与えてくれるはずです。