世界のラグジュアリーブランドに征服されてしまったかのような表参道と、修学旅行の聖地となってしまった竹下通りが表の原宿だとすると、「Ducati Scrambler 原宿」のある裏原宿は、エッジの効いた最先端のカジュアルブランドのショップが点在している。この辺りが裏原宿と呼ばれるようになったのは、1990年の半ばくらいからだが、セレクトショップの先駆けとなったビームスが、原宿に1号店をオープンさせたのは1976年にさかのぼり、1992年にはユナイテッドアローズも本店をかまえていた。裏原宿は昔から感度の高い若者たちに、ファッションのみならずライフカルチャーを発信し続けてきたエリアなのだ。
ドゥカティがリリースした新しい感覚のマシン「スクランブラー」のコンセプトストアである「Ducati Scrambler 原宿」は、そんな裏原宿の雰囲気に溶け込むかのようなショップだ。店内にはいわゆるライディングウエアよりも、普段使いでもオシャレなカジュアルアイテムが目立つ。
一番人気はマグカップ。スクランブラーのイメージカラーである黄色が元気いっぱいだ。
スクランブラーをイメージした100%製のゴーグルは、クラシカルなデザインながら、広い視界を確保するフレームデザイン、曇り防止のベンチレーションとLexanレンズなど、最新テクノロジーが投入されている。
BELL製のクラシックなジェットヘルメット。ジェットヘルメット好きの私としても、スクランブラーに乗るなら、こんなクラシックスタイルのヘルメットを使いたいね。
これはDucati Scrambler 原宿でもひときわ目をひくアイテムなのでは。クラシックなBELLのヘルメットバッグだ。外側はエコレザーで内側には柔らかい裏地を使用していて、ヘルメットを持ち歩いたり保管するのにはもちろん、把手のデザインやシンプルなグラフィックは、普段使いでもカワイイのでは。A4サイズも入りそうなので、これで仕事にでかけたら一目置かれるかもね。
イタリアのライディングブーツメーカー・TCX製のショートブーツ。アッパーには風合いのあるフルグレインレザー、インナーに防水性と透湿性に優れた素材を使用している。また、Comfort Fit Systemという、足の形状を忠実に再現する特殊な工法を採用し、あらゆる状況でも足下の快適性を保証してくれそうだ。
私が注目したのはこのサイドゴアブーツ。元々、イギリス王室で誕生したフォーマルなブーツで、1960年代にはモッズたちが好んだデザインでもある。これはオーストラリアのサイドゴアブーツブランド「Blundstone」が、スクランブラーのためにライディングブーツとして数量限定で作ったものとのこと。牛革のアッパーとアウトソールのつなぎ目は圧着されているため、防水性もそれなりに期待できそうだ。
こちらは100%コットンのピクニック・ブランケット。こんなちょっとしたアイテムを揃えているのも、スクランブラーらしい。オシャレなキャンプツーリングにパッキングして出かけたら、それだけで楽しくなるようだね。
いまDucati Scrambler 原宿では、店舗に展示されているDucati Scrambler Full Throttleにまたがった写真をSNSにアップすると、この非売品のステッカーを全種類プレゼントするサービスを展開中。最先端ファッションの街・原宿を散歩がてら、Ducati Scrambler 原宿をのぞいてみてはいかがだろうか。
※価格はすべて「本体価格」(税別)です。