来る6月には、いよいよ世界で最も有名な公道レース、マン島TTが開幕します。そんなある日、ふと何気なく見てみた2013年度のマン島TTのムービー。なんだかミョーな違和感が・・・? 

島を周回する公道を閉鎖したコースで、200mph(約320km/h)以上の最高速でラップタイムを競うTTですが、どうにも迫力が・・・あまりない? なんだか、すべてが小さく見えます。まさかこれはミニチュアで、マン島TTレースを再現したムービーなのか? 「TT マイクロワールド」ってタイトルだし・・・。それにしても、造形がリアルすぎる・・・。

マン島TTがまるでオモチャの世界に・・・? 

TTのスタートシーン。まるでミニチュアのジオラマのように見えます・・・。

vimeo.com

マン島に集う観衆の姿も、かな〜り小さく見えます・・・本物? ミニチュア?

vimeo.com

本土からマン島へ向かうフェリーに乗り込むモーターサイクルたち・・・これもミニチュア?

vimeo.com

それでは種明かしをしましょう!

そのオドロキの世界は、こちらの動画でご確認ください。じつはこの動画、2013年のTTの実際の映像がベースで、「ティルト・シフト・テクニック」という方法でミニチュアっぽく見せているのです。ティルト・シフトレンズという特殊なレンズを使った撮影方法で、カメラ好きの人ならばご存知なのでは? これがティルト・シフトレンズを使ったものなのか、それともソフトウェアで処理したものなのかはわからないですが・・・いやぁ〜世の中には面白い表現方法があるものだなぁと感心しました。