視力低下を抑えるバイオニックコンタクトレンズが開発された。
毎日のコンタクトが苦痛に思う方、視力の低下に悩む方に朗報である。これからはメガネ、コンタクト、レーシックの必要がなくなる時代がくるかもしれない。
カナダOcumetics Technology社に在籍するガース・ウェッブ博士が、視力矯正用の眼内レンズ「Ocumetics Bionic Lens(オキュメティック バイオニック レンズ)」を発表した。こちらは清潔な食塩水が入った注射にレンズを入れて、患者の眼球に固定し、視力3.0まで上げることができるという治療法である。
治療方法は、白内障手術と似たような無痛手術で、治療時間はおよそ8分と短い。また入院の必要もなく、こちらを一度目の中に埋め込めば、生涯にわたって視力を保つことができるようだ。
人間の眼の成長がほぼ落ち着くのは、およそ25歳といわれているので、手術を受けられる患者は25歳以降を考えているとのこと。今後、カナダ国内での認可を取得できる見通しとして、製品化は2017年頃になるとのことだ。
まだ詳しい情報や実験も進行中のため安全性は少々不安だが、もしこれが確信できれば素晴らしい医学の進化なのではないだろうか。視力の低下に悩ませされることがなくなると思うとやってみたい気もするので、今後の情報が実に気になるところである。