モーターサイクルが出てくる映画はいろいろありますが、クリント・イーストウッド主演の人気シリーズ、「ダーティーハリー2」(1973年、原題 Magnum Force )では、モトグッツィのVツインの華麗なアクションを見ることができます。オススメです。
モトグッツィがこんなにキビキビ走るなんて感動!
ちょっと(おもいっきり?)ネタバレを含みますが、今作のハリーの敵は身内でもあるサンフランシスコ警察(SFPD)の白バイ部隊です。実際に1970年代、LAPD(ロサンゼルス警察)は伝統のハーレーではなくモトグッツィVツインを白バイに採用してまして、彼の地ではこのニュースが大いに話題になりました。
う〜ん、モトグッツィ格好いいな・・・あ、あれれ・・・?
映画終盤のクライマックスシーンは、モーターサイクルの派手なアクションの連続です。港湾施設内でのチェイス、ジャンプ・・・いずれも迫力満点。しかし最後の最後で、モトグッツィはお役ごめんになり・・・違うモーターサイクルが代役として登場するのです。
先述のとおり、モトグッツィVツインでのアクションも見事なのですが、やっぱり飛んだり跳ねたり更に過激なアクションは、モトグッツィよりも軽量なトライアンフツインの方が、スタントライダーさんたちも扱いやすいのでしょう・・・。
以下は私の推論ですが、トライアンフの方がスタントライダーさんたちが扱いやすい・・・という理由のほかにも、トライアンフが最後のシーンに登場した理由があるのではないか・・・と思っています。つまりモトグッツィVツインよりもトライアンフT100の方が安価だから○○しちゃってもいい・・・。これ以上のネタバレは慎みますので、ぜひ本作をDVDなどでご覧になって確認してみてください。