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エンツォフェラーリ(Enzo Ferrari )は、イタリアの自動車メーカーフェラーリが創業55周年を記念して製造、販売したスーパーカーで、2002年に創始者エンツォ・フェラーリの名を冠して発表されました。生産台数は349台+追加生産50台の合計399台。そのうち日本国内正規輸入台数は33台です。チャリティー目的のために前ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が注文した1台を入れると、世界で合計400台。
新車価格は邦貨換算7,850万円と言われていますが、もちろんすぐにプレミア価格になり、軽く1億円超え。

それでも、欲しい!エンツォが欲しい!と、大金を握りしめ(というか、握れないので抱きかかえ)、日本のフェラーリ正規代理店のCORNESを訪れたとします。
そして、まず絶対あり得ない状況ですが、CORNESに買い手が決まっていないエンツォがあったとします。
でも、買えません。お金があっても買えません。
「エンツォのような車を買うためには、CORNESとの付き合いやその人の地位や名声など厳しい条件がある」という噂はよく聞きますが、今回はもう少し具体的な条件をお教えします。

①F40を購入していること。(しかもフラッグシップモデルの時に)

F40

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まずはF40を購入した実績が必要。F40は、1987年にフェラーリが創業40周年を記念して製作しました。公称最高速度は324km/h、発売当時は世界最速の市販車でした。フラッグシップモデルの時ということは、1987〜1994年くらいに購入していなければなりません。
知人でエンツォを何の紹介も無しに購入しようとしたツワモノがいますが、彼が2004年に正規代理店でエンツォを購入しようとした時の年齢は42歳。ということは、F40を32歳の時に購入していなければなりません。なかなか大変ですね。

②F50を購入していること(やっぱりフラッグシップモデルの時に)

F50

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次に F50を購入した実績。F50はF40の後継車種であり、1995年に発売されました。エンツォ・フェラーリの息子、ピエロの「F1のエンジンを積んだロードカーを創る」というシンプルなアイデアをもとに作られ、まさに公道を走るF1マシンそのものです。ちなみに、私はフェラーリの中でF50が一番好きです。個人的にはずっとこのテイストで進んで欲しかったです。

つまりは、フェラーリを愛している人に乗ってもらいたいということ

いかがでしたか?あくまで 「日本の正規代理店CORNESでエンツォを購入する権利を得るための最低条件」が、今回ご紹介した、「F40、F50をフラッグシップモデルの時に購入していること」ということです。この話をとある筋から聞いた際、「なんじゃそら!」と叫んでしまった私ですが、よく考えてみれば世界に400台しかないのですから、当然かも。むしろ優しい条件かもしれない。と、しみじみ思いました。厳しくもありますが、フェラーリを愛している人に所有してもらいたいということですね。納得!