最近の若い人はあまりバーにはいかないらしい。
居酒屋ばかりよね、と知人の女性が言う。

比較的値段が安くて、適度にざわついていて、食事の種類も豊富だ。何より、カジュアルで気を使わなくていい。そういうことらしい。
それに比べるとバーは、なんだか静かだし、暗いし、食べ物は少ないし、酒も酎ハイもサワーもない。甘い酒を頼んだら、なんだかバーテンに嘲笑されそうだしw

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ワイルドからマイルドへ

バーだけの話ではないな。車も売れるのは軽自動車かワンボックスばかりだし、売れ行きが上向いていると言われるオートバイも、いたずらにパワフルでピーキー(簡単に言えばジャジャ馬)なバイクは敬遠され、形こそ過激だが馬力は控えめで扱いやすいタイプが中核になっているという。
バイクといえば、昔は安全性や操縦性を無視してでも、とにかく速くすることばかり考えたものだが、いまでは性能面はどうでもよくて、見た目だけのカスタムが多いと聞く。

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デニムも履かなくなったというのも、同じ流れかな。大学生の”ユニフォーム”といえばジーンズだったが、いまはジャージ素材だったり、チノパンばかりだ。

要するに、ワイルドよりも、マイルド志向。それが現代の若者の趣味というかスタイル。そういうことらしい。

なぜ最初から二番、三番を狙えというのか?

考えてみると。

AKB48が人気、というのも、嵐が人気、というのも、同じようなマイルド志向の現れかな、と思う。
AKBは、クラスで一番可愛い女の子というよりも、二番、三番の女の子を集める、というコンセプトという。 実際のAKBのメンバーたちの顔は、前田敦子、大島優子あたりで止まっていて、新しいメンバーを想い起こすことができない私にとって、果たして彼女たちがそういうレベルなのかどうか判断できない。(きっと誰もが十分に可愛いはずだと思うが)

私ならば、とにかく一番可愛い子を狙いたい。
実際には好きになる子が一番であり、クラスで一番可愛いとか人気があるかは関係無いが、それでも客観的にいえば、どうせ挑戦するのであれば、多くの女性がいるとして、一番可愛い子をターゲットにしたい。

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あなたは違うだろうか?

Mの反対はSか

いや、今回は冗談だ。
Mの反対、上下を反転させれば Wになる。

Mildの反対はWildだ。MはMe(自分)。WはWorld(世界)だ。

マイルドな生き方とは、Me。自分本位。自分にあった環境を探す。不都合な世界は選ばない。
ワイルドな生き方とは、World。世界に自分を合わせるように努力する。不都合な世界に合わせて自分を成長させることだ。

倒臭いことは避ける。時間がかかりそうな異性は誘わない。習得するに時間がかかりそうな趣味は選ばない。安全で快適で、過ごしやすい空間。車にはナビを。ブレーキにはABSを。部屋にはエアコンを。酒に強くなるのではなく、弱い酒を。寒さに強くなるのではなく、寒くない服を。

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自分本位、自分を変えずに環境を変えることで得られる快適さは、自分以外の環境に対して負荷を与えることではないか?

マイルドといえば聞こえがいいが、要は面倒なことを避けているだけ、ということなのではないだろうか??

新しい環境、とっつきにくい場所、取り扱いが難しい車、高嶺の花の異性。
自分を高める努力をする、自分を変える。それがワイルドというものだろう。