正直言って、比較的旧車乗りが多いロレンス編集部では、あれが欲しい、これが欲しいといった話はあんまりでてきません。だって、今の愛車が最高なんだもの。
とは言っても、お金と置く場所さえあれば、いいバイクは何台だって欲しいものです。たいていの場合は、これまた古い、”あの頃の”憧れのバイクについて話が弾むわけですが、逆に旧車に乗っているからこそ、最新スーパーバイクの驚くべき進化を体験してみたくなります。その意味で、MotoGPと同じ1,000ccクラスのスーパーバイクは、結構気になる存在です。
もうすぐ発売のKawasaki Ninja H2や、Yamaha YZF-R1など、古参のSUZUKI 隼(1,300cc超えですが)など、このクラスはとにかく面白い。各メーカーが威信をかけて最強最速のプロダクトをぶつけ合っています。

やはり1,000ccだと、排気量あたりの馬力が計算しやすいし、MotoGPのイメージを重ねられるから、最強シリーズを当てるのに市場の反応も想像しやすいのでしょうね。

えー前置きはこのくらいにして、トーマスがまず選んだのがこのBMW S1000RRです。
BMWとしてはボクサーツインではなく、並列4気筒を持ってきた時点で忸怩たる気分があるのでは?と考えたりしますが、どうせボクサーツインを捨てるなら凄い奴を出したるねん!という気合が感じられます(トーマス推測w)。

クラッチレスでシフトダウンもシフトアップもできる、いわゆるオートシフターなんて、旧車乗りにとっては、それはいったいなんですのん?という気分ですが、199馬力ものスーパーパワーと最新のテクノロジーを味わってみたいという衝動を、抑えきれなくなるスペックです。

エンジン
タイプ 水冷4ストローク並列4気筒(1気筒あたり4バルブ)、DOHCカムチェーン駆動
ボアxストローク 80 mm x 49.7 mm
排気量 999 cc
最高出力 146kW(199PS)/13,500rpm
最大トルク 113Nm/10,500rpm
圧縮比 13.0:1
点火/噴射制御 電子制御マネージメントシステム(BMS-KP)、燃料カットオフ機能付
エミッション制御 2クローズドループ3方向触媒コンバータ、EU-3基準適合した電子制御干渉管

希望小売価格:2,150,000円〜というのも、ライバルYZF-R1よりほんの少し低い設定で、BMWブランドのプレミアムを考えると安いと言えるのかもしれません!