皆さんは「ウォール・オブ・デス」というアトラクションをご存知ですか? モータードロームとも呼ばれるこのショー・・・1980年代の日本のレコード会社なら、「地獄のデス・ライダー」という邦題をつけるのかもしれません?が、そんなにおどろおどろしいものではなく、遊園地やサーカスのアトラクションのひとつです。
地域のジョブセンターで見つけた仕事!?
木製の巨大なバレルの内側・・・のような設備のなかで、モーターサイクルやカート、ミゼットカーなどをグルグル走らせ、遠心力により壁面に張り付いて曲芸走法を披露する・・・この「ウォール・オブ・デス」の歴史は古く、1911年にはニューヨークのコニーアイランドパークで行われていたそうです。その後すぐに移動式の設備が完成し、巡業方式で各地で開催されるようになったとか。
女性の「ウォール・オブ・デス」ライダーは非常に珍しい存在です。英国の一流新聞、デイリーメールによると、ケリ・キャメロンさんは、地元のジョブセンターに乗馬の仕事を探しに行ったら、このアトラクションの求人がなぜかヒット・・・。
日本にはいないと思うのdeath!?(未確認情報)
馬に乗ってスタントする仕事かな・・・と思って職場に行ったら、なぜか馬の姿はなし・・・。馬の代わりにいるのはモーターサイクル・・・しかも壁に張り付いでグルグル回っている・・・。「いやぁ〜無理無理ムリムリ、カタツムリっす・・」と言ったか言わなかったかは定かじゃありませんが? ケリさんはすぐに、その場から逃げようと思ったそうです。しかし、それまでモーターサイクル未体験だったにもかかわらず、厳しいトレーニングを経て今は立派な女性「地獄のデス・ライダー」のひとりになったケリさん。このアトラクションのスリルの虜になったようdeath!!
ケリさんの妙技の数々を、ビデオでお楽しみください。
なお記事を書くためにちょっと調べ物をしていたら、女性の「ウォール・オブ・デス」ライダーは昔にもいたみたいですね。上の写真は1920年代に活躍した、ヘーゼル・ワトキンスさんの肖像です。ちなみにデイリーメールの記事によると、2012年当時ケリさんとジャイミ・タイレルさんのおふたりのほか、アメリカにひとり、ドイツにひとりの女性ライダーがいたとか・・・。日本の女性ライダーのみなさん、あなたも挑戦して、日本人唯一の栄誉を手に入れてみてはいかがdeathか!
追記:日本の「ウォール・オブ・デス」の今
ところで、このウォール・オブ・デス、日本でも見ることが出来るんdeath!! 「ワールドオートバイサーカス」の名前で、東北など各地のお祭りで興行しております。直径9m、高さ4mの木製コースは、なんと宮大工の方がお造りになったという日本でただひとつのウォール・オブ・デスとのこと。
「アイアン」と呼ばれる鉄フェンス球体の中をグルグル回る芸に比べ、垂直の壁を回るウォール・オブ・デスのほうが芸としては難しいとのこと。団長の藤田昭範さんは、現在日本で唯一のウォール・オブ・デスのライダーなのdeath!!
ちなみに女性ライダー、という観点では、昨年4月に三澤杏奈さんがなんと12年ぶりの「アイアン」女性ライダーとしてデビューしています。中部地方の人々に愛される名門新聞、中日新聞の記事によると、もともと一輪車担当だった三澤さんは、自ら志願してオートバイサーカスに挑戦し、特訓の末デビューを果たしたとか。ぜひとも将来、ウォール・オブ・デスにも挑戦していただきたいdeath!!(ご安心ください、deathはこれで最後death・・・あ、いけね・・・)。