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これには目を奪われました。何だこれは!と驚かずにはいられないマシンは、フランスのカスタムビルダー「Lucky Cat Garage」によるSprintbeemerと呼ばれるドラッグレーサーです。

この特徴的なまさしくロケットというにふさわしいカウルは、1950年代のロードレースで主流だったダストビンカウルを思わせるデザインです。ちなみに「dustbin」とは主に英国で使われるようですが屋外用ゴミ箱の意味だそうです。イギリスではこんな形のゴミ箱があったんでしょうか。

よくみるとライダーのヘルメットに招き猫のイラストが、、、ビルダーの名前となっているLucky Cat Garageって招き猫のことなんですね。

エンジンはBMW R100のフラットツイン。ドラッグマシンでよく見られるNOSも装備しているようです。大きなダストビンカウルにキャンディレッドの小振りなタンクの組み合わせ。ステアリング周りにはビンテージな雰囲気が見て取れますが、このマシン全体を覆っているのは懐古趣味ではなさそうです。

このレトロカスタムにボクは何だかロックを感じてしまいました。古いロカビリー音楽がいきなりサイコビリーになって現代に登場したような。レトロな雰囲気なのに古さを感じさせないSprintbeemerのセンスにはただただ驚かされました。