こんにちは♩なんだか街中はだいぶ新学期ムードですね。
ピシッとしたスーツの新入社員や新1年生っぽいひとたちをみると、こっちの方までさわやかでオーラが飛んでくる気がしますね♩わたしも新学期ムードに肖って、今日から気を引き締めようと思います♩

さてさて♩今日も参りましょう!!今日の教えてワードはこちら♡

インジェクション

横文字だとピンときませんが、「インジェクション」を日本語で言うと「燃料噴射装置」のことのようです。
バイクのガソリン噴射装置には今日のワードの「インジェクション方式」ともうひとつ「キャブレター方式」いうものがあるようですね!
わたしもまだまだ勉強不足なので「インジェクション」(燃料噴射装置)と「キャブレター方式」の違いがよくわかりません。

具体的にこの二つはどういう仕組みの違いがあるのでしょう?

詳しいことはロレンス編集長にお答えしていただきましょう!
教えて、ロレンス編集長〜♡

正しいお答え: from ロレンス編集長

はい、お答えします。

バイクはガソリンなどの燃料を、エンジンのシリンダー内で圧縮燃焼させることで得られるエネルギーを、回転運動に変換して走っています。密閉されたシリンダー内で燃料に点火するためには、燃料だけではなく空気も必要となりますので、キャブレターやインジェクションがシリンダーの手前で燃料と空気を混ぜて点火しやすい混合気を作っています。

燃料と空気を混ぜると言っても液体と気体ですから、エンジンが吸い込んだ空気に、液体である燃料を霧状に散布して混合気を作っています。この燃料を霧状に散布するのがキャブレターとインジェクションの大きな役割です。霧吹きがイメージとして近いでしょうか。あるいはミストサウナも似てると言えば似てるかも。

キャブレターは古くから使われている方式です。シリンダー内でピストンが動くことで発生する負圧によって吸い込んだ空気が、筒状のキャブレター内を通過する時に、キャブレターの内壁にあいた小さな穴から燃料も同時に吸い込み、この時に燃料が霧状に吹き出す構造になっています。

一方でインジェクションはまさに霧吹きの要領で、機械的に燃料に圧力をかけて先が細くなったノズルから吹き出させる構造になっています。これは電子制御でコントロールされることが一般的で、気温や気圧などの環境に性能が左右されることもあったキャブレター方式より、常に正確で安定した燃料供給が可能になったと言えるでしょう。

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クルマでは早くから採用され今では主流となったインジェクション方式ですが、バイクではいまでもキャブレター方式のバイクも多数存在しています。日本国内では1982年にKawasaki Z750GPに市販車として初めてインジェクション方式を採用して話題となりましたが、正直いってこの当時のライダーたちにはあまり歓迎されなかったようです。いまでは高性能なスポーツバイクをはじめ多くのバイクにインジェクション方式が採用されて一般的になっています。