みなさんこんにちは。前回の最後に編集長が載せてくれたドリフトの動画、みなさん見ましたか?
めちゃめちゃカッコ良くなかったですか!?地面スレスレまで体勢を傾ける姿、もう凄すぎて何度も再生して見ちゃいました♩

テンションも上がっている所なのでさっそく今日も参りましょう!今回の教えてワードはこちら。

2ストローク

「2ストローク」は略すと「2スト」なんて言い方をするそうです。
「2スト」と聞いたらみなさん何を連想しますか?
私は単純に「え?2ストライク?野球じゃん!」と思ったのですが笑

もし「やばい。同じ事を連想した!」というお方がいたらぜひお友達になりましょう!笑
ちなみにバイク界には4ストロークという言葉もあるみたいなんです。野球界には4ストライクなんてそもそもないし、空振りしすぎで完全にアウトですね!!笑

さてさて!そろそろ答えが気になる所なので「2ストローク」について教えてもらっちゃいましょう!

教えて、ロレンス編集長〜♡


正しいお答え: from ロレンス編集長

はい、お答えします。

エンジンはシリンダーの中を上下運動するピストンで発生するエネルギーを、回転運動に変換することで動力を発生しているということは、アキちゃんもすでに理解してくれていることと思います。え? 怪しい? 話が先に進まないのでかまわずご説明いたしますね。このエンジンには大きく分けると「2ストローク」と「4ストローク」という種類があります。この「2」と「4」は「ストローク」、つまりシリンダーの中をピストンが上下する回数を表しています。どいういうことかと言うと、ピストンが1往復(2ストローク)するたびに燃料に点火してシリンダー内で爆発するエンジンが「2ストローク」。一方、シリンダーが2往復(4ストローク)で1回爆発するエンジンが「4ストローク」です。簡単に言うと、「2ストローク」はピストンが上下するたびに爆発しますが、「4ストローク」はピストンの上下運動に対して2回に1回爆発するのです。

2ストロークエンジン(Wikipediaより)

4ストロークエンジン(Wikipediaより)

このことから2ストロークの方が4ストロークよりエンジンのパワーを得られやすく、エンジンの構造もシンプルに設計できるので、バイクレースの世界グランプリでも2ストロークエンジンが圧倒的に有利とされていましたが、2006年以降は4ストロークエンジンの技術の向上から4ストロークオンリーのレースとなっています。また2ストロークエンジンはその構造から、ガソリンだけでなくエンジンオイルも同時に燃やす必要があるなど、排気ガスの環境への配慮からしだいにバイクのエンジンとしては採用されなくなりつつあるのが現状です。

私の愛車は82年式Kawasaki Z1000Jという古い4ストロークエンジンのバイクですが、実は2ストロークエンジンが大好きで、他に3台所有しているオフロードバイクはすべて2ストロークです。2ストロークエンジンは4ストロークとは全く違った独特の乗り味があって、消え行きつつあるのはとても残念ですね。