http://bike-riding.net/old-japanese-bike/

旧車乗りは気を使う・・

僕の愛車は40年前の古いバイクだ。

ブレーキは効きづらいし、車体も華奢でタイヤなんて最新スポーツバイクの半分くらいの太さでしかない。
いざというときにブレーキが効けば、思い切って速度を上げられるし、コーナーに進入するときもギリギリまでブレーキを我慢できる。タイヤが太ければ、それだけ安定して車体を傾けることもできる。

最近のバイクはABS(アンチロックブレーキシステム。急ブレーキをかけたときにタイヤがロックしないような制御システム)や、過度なエンジンブレーキ(速度に合わせてギヤを落としていくと、回転数が下がることでエンジンに制動力が働き、不速度を落とすこと。やりすぎるとエンジンを痛めるし、バイクの場合、後輪がロックしやすくなる)を防ぐシステムがあったりするので、とにかく乗りやすい。

40年前のラケットを使いたがるテニスプレーヤーはいないのに、40年前のバイクに乗りたがる僕たちは・・・

テニスのようなスポーツだって、10年前のラケットと今のラケットでは強度やしなり方、反発力などが桁違いに違うので、同じ技量の選手が古いラケットと最新のラケットで対決したら、絶対に後者が圧勝するはずだ。テクノロジーの進化とはそういうものだが、そもそも現代のテニスプレーヤーは、最新のラケットを使う前提のテクニックを磨いている(例えば古いラケットで今のラケットと同じようにプレーしたら、肘や手首をすぐ痛めてしまうはずだ)。
同様に、バイク乗りもまた、バイクの性能や仕様に応じた乗り方を身につけるのである。

つまり、バイクの乗り方を勉強しようとして、最近のバイク雑誌からノウハウを学ぶのはいいが、旧車乗りにとってみれば、意外に間違った知識を覚えようとしている可能性もあるわけだ。

そこで旧車乗りならではの乗り方を勉強できるサイトがないか、いろいろ調べてみたのだが、今のところ、このブログの記事しか見つかっていない。これからも、古いバイクならではの乗り方や扱い方に関する、情報を収集し、適宜紹介していこうと思っている。