フェラーリ、ランボルギーニ、ゾンダ、コブラ、GT-R‥スーパーカーと呼ばれるような高級車からマニアックな国産車まで、かなりの数のクルマを所有しているけれど、何よりもスーパーセブンを愛する友人による、セブン所有者の実態をお届けします。
前回のセブンの魅力編は下の記事をどうぞ。
廃車になったセブンの部品から、良い感じのエンジンに仕上げました!
1700SSの燃料タンク内にサビが発生してしまい、サビがキャブに廻ってしまっていたので、知人の自動車工場でキャブのオーバーホールをしていた時のこと。
偶然、その場に事故で廃車になったセブンが引き取られてきたのです。ちょっと気になってエンジンを覗くと、リフターが削り出しになっており、どうもエンジンにも手を入れてある様に見えました。こうなるともう止まらない、バラして見ると相当なエンジンではありませんか!この部品を使って自分のエンジンの馬力を少しだけ上げたいという気持ちになるのは、車をいじるのが好きな人なら、というか、乗り物好きの人間ならわかりますよね?
元々は通常でアクセルを踏み切れるエンジンが欲しかった為、あえて1700SSを選択していたのですが、そろそろスムースに廻るバランスの取れた150~160馬力位のエンジンにしたいと思っていたところだったので、これ幸い。ワンメイクのコンロッド・ピストン・強化バルブ・マニホールドとも全て使えそうだったので、バランスを考えて4本とも新品のピストンに交換し、カムはコスワースのL1のハイカムにして、ヘッドはそのまま使いました。結果として非常に良く廻るエンジンに仕上がりました。
今の問題点はミラーです。近所の子供が遊んでいて、ボールが当たって壊れてしまい、とりあえず家にあった原付バイクのミラーを取り付けてあります(笑)。違和感はありませんし、人も気付かない様子ですが、ちょっとどうもなぁと思ってはいます。早めに交換しなければとは思っていますが、どうもミラーにはエンジンほど熱くなれません。
セブンに乗るなら、常備しておくべきもの。
さて、実際にセブンで出かけるとなったら、絶対に常備しておくべき物をご紹介します。
①新品のプラグ1式と使い易いプラグレンチ
カブったら躊躇せず即交換します、チョット恥ずかしいけど。(カブるとは、簡単に言うと未燃焼の燃料がプラグの電極に付着して、濡れたような状態になり火花が飛びにくくなった状態です。ひどい場合には完全に火花が飛ばなくなりエンストします。)
②針金、ガムテープ
壊れた時には以外と役に立つんだなぁ、これが。
③テレカ、小銭
これは最悪の場合の救援依頼用です、セブン乗りは圏外が好きな為。なんだかんだで一番十重要かも。
以上が常備品です。(みなさんがどうかはわかりませんが)。
えっ?これだけ?と思うでしょう?でも、壊れたら、とりあえず①と②で何とか解決?します。それだけシンプルだって事ですね。
セブンのメンテナンス
だいたい2000kmでオイル交換をし、1回おきにオイルフィルターの交換をしています。メンテナンスはこんな程度です。あとは1年に1回は各部のグリースアップ。それと車検時にミッション・デフ等のオイル交換それ以外は全く手をいれる事は必要ないでしょう。
最近はそんなに乗っておらず、維持費はほぼかかりません。年間で2000km乗れば良い方で、オイルは半年に1回、オイルフィルターは1年に1回天気の良い日にお遊びとして行っています。注意しているのは次の点。
・走り出す前には必ず暖気運転をする。
・ガソリンは無鉛ハイオクを入れる。それに添加剤としてバルブリン入れる
・プラグはNGKBP7ESと6番を好みにより使い分け、マメに焼け具合のチェックを行い、掃除をする。
これできれいに焼けてなければカブリギミという事。これはキャブを調整する時の参考データにしてます。プラグがカブッテも天気がよければ外して掃除してタバコを一服していれば、簡単に元に戻ります。あまり神経質になる必要はないと思ってます。ちょっと恥ずかしかったりもするけど。
サスペンションアーム等、足回りの点検に注意。ボルトの緩み、クラック等々のチェック
前に一度フロントフェンダーのステーにクラックが入り、気付かず乗っていてステーが折れてフェンダーの破損をした事があります。走っていて足回りに問題が発生したりしたら洒落になりません。
いかがですか??どんどんセブンに乗りたくなってきたでしょう??乗るだけじゃなくて、壊れるのも直すのも楽しいのがセブンですよ!!