ボケーっと惚けながらYouTubeを見ていたら、スゴいバイクを作っている人の動画を発見しました。なんと車体が「木製」です! そして機関部もなんとも古臭く(←いい意味で使ってます)、その走行シーンもじつにのどかでイイカンジなのです。
始動方式もイカしてます!
この木製バイクを製作したのは、ドイツのフェルトキルヘンにお住まいのエルネスト・エバーハルトさんです。メタルワーカー兼マシンビルダーとして働く彼は、自分の夢は木製バイクを造ることだ!と思い立ち、木製フレームにディーゼル単気筒エンジンを搭載するバイクを自作したのです。
2014年の夏から、エルネストさんは製作を開始。搭載エンジンに選んだのは、1945年ころに作られた500cc・5馬力のディーゼルの農業用単気筒エンジン。これに組み合わされるギアボックスは、1930年ころのインディアンの3速です。黎明期の自動車のように手まわしクランクで始動するこのディーゼルエンジン、フライホイールがとても大きいのが発動機らしさ満点です。
ヨーロッパの田舎を、木製バイクでのんびりツーリングしたくなりますね
ちなみにエルネストさんの3人の兄弟は、大工さん、パターンメーカー、そしてコーチビルダーと、皆ものづくりを生業としているそうです。動画の走行シーンを見ると、木製フレームはなかなか堅牢そうで、このあたりにエルネストさんの確かな技術をうかがい知ることができます。
自分の夢を見事実現したエルネストさん。彼の情熱の結晶を、ぜひこちらの動画でご鑑賞ください!
コメントを読む・書く