*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。

第295号は、「 フォード エスコート 」!
フォード エスコートは1950年代から販売開始され、2000年までその名が引き継がれました。歴史に名を残した北米の代表名車です。(akiko koda@ロレンス編集部)

フォード エスコート

画像: フォード エスコート

フォードの世界戦略を推進する小型経済車として、フィエスタに続く第二弾、新しいエスコートが1980年夏に発売された。直4、OHCエンジンを横置きFFとし、3ドアないし5ドアのハッチバック、2ボックスに生まれ変ったエスコートは1980年7月から本格生産に入り年間50万台の売上げを期待しているフォードの自信作。アメリカではマーキュリー・リンクスのネームを持つが、少くともヨーロッパ市場ではVWゴルフ、オペル・カデットの強力なライバルとして立ちふさがることになろうから、主戦場は今や三つの巴の乱戦模様。ひと足先にデビューしたオペル・カデットよりやや小さく、ゴルフよりはやや大き目といった寸法でホイールベースは2393mm、全長は3970mm。

前輪はストラット、後輪はロッカーアームとコイルスプリングによるスラットのフル・インデペンデント。トランスミッションは当面、4段マニュアルのギアボックスのみ。エンジンは3種類あるが出力別では5種類。すなわち1117cc、55PS、同59PS。1296cc、69PS、1597cc、79PS、同96PSでこの96PS型だけがほかのフォード・キャブとちがってウエーバーのダブルチョークを使っている。性能はベースの55PS型だと自重765kgで最高時速146km、0-100km/h15.8秒。トップモデルの96PS型は1.6XR3と呼ばれて3ドア型だけ。自重895kgで最高時速182km、0-100km/h9.7秒。

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