今年のマン島TTは着々と練習走行のスケジュールを消化し、各チーム着々とタイムを伸ばしています。水曜日の練習走行では、3人のライダーが平均130mph(約209.2km/h)のバリアを突破しました!

今年はBMWとホンダの争いになりそうです・・・。

水曜日の練習走行の首位になったのは、ホーク・レーシングのBMW S1000RRで平均131.574mph(211.7km/h)を記録したマイケル・ダンロップでした。以下、イアン・ハッチンソン(BMW)とジョン・マクギネス(ホンダ)までが130mphオーバーを記録。4位にマクギネスのチームメイトのコナー・カミンス(ホンダ)、5位にディーン・ハリスン(カワサキ)、6位にマイケル・ラッター(BMW)という成績でした。

画像: I.ハッチンソンと並び、TT通算11勝をマークするM.ダンロップ。TTの英雄ジョイ・ダンロップの甥で、ロバート・ダンロップの息子というリアル・ロードレーシング界のサラブレッドです。 www.motorcyclenews.com

I.ハッチンソンと並び、TT通算11勝をマークするM.ダンロップ。TTの英雄ジョイ・ダンロップの甥で、ロバート・ダンロップの息子というリアル・ロードレーシング界のサラブレッドです。

www.motorcyclenews.com

枯れたマシンが強いのがTT。でも、勝負はふたを開けるまでわかりません。

多くの人は、なんで発売から結構時間が経った、いわば型遅れのBMW S1000RRやホンダCBR1000RRが最新機種のスーパースポーツベース車より上位を占めるのか不思議に思うかもしれないですね。マウンテンコースがライダーの経験値を問うのと同様、マシンもTTコースでの決勝データが豊富な、熟成が進んだマシンのほうが有利な傾向にあるのがこのレースの面白いところです。

今のところその傾向どおり、BMW S1000RR勢とホンダファクトリーの2台のCBR1000RRが、ライダーの技量も考慮した上でスーパーバイククラスとセニアクラスの優勝候補に上がってます。ただし、練習走行の結果がそのまま決勝の結果に直結するわけではありません。RC213V-Sに乗るブルース・アンスティは水曜日は7位にとどまりましたが、本人は600ccマシンのようにRC213V-Sは乗りやすいとコメントしております。まだまだ余力を残している可能性も、否定することはできません。

それにしても、公道でこんな飛ばすのはやはりクレイジーです!

こちらに紹介するのは、現在3番手タイムを記録しているJ.マクギネス(ホンダCBR1000RR)の練習走行でのオンボードカメラ動画です。現役最多のTT23勝の名手の、サラズ・コテージからサルビー・ブリッジまでの走りを疑似体験できる貴重なムービーです。ビビリつつ? 動画をお楽しみください。

画像: TT 2016 Superbike Qualifying On Board with John McGuinness youtu.be

TT 2016 Superbike Qualifying On Board with John McGuinness

youtu.be
コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.