1950年代までは、優秀な名職人たちが作ったパーツを1台分そろえ、木の作業台の上で1台ずつ手作業で組上げられたという「目黒製作所」(通称メグロ)のバイクたち。一体どんなバイクだったのでしょうか?
馬とバイクが共存する時代のメーカーでした
その歴史は第二次大戦以前からはじまっているそうで、当時の日本メーカーとしては最も長く活動していたといいます。川崎重工業に吸収されてしまったとはいえ、メグロが日本のバイク史に大きな影響を与えたことは間違いありません。Wikipediaによると、下記のような記載があります。
1960年に川崎航空機工業(現在の川崎重工業)と提携したものの業績は上向かず、1963年には傘下となって「カワサキメグロ製作所」と改名、1964年についに事実上の倒産となり川崎航空機工業に吸収されこれで戦前からのオートバイメーカーは全て消滅することとなった。しかしながらメグロの伝統はカワサキ車に受け継がれ、Kが後の名車「カワサキ 650W1」(通称ダブワン)の原型となり、更に後年のカワサキ W650、W400、W800 にまで影響を及ぼしている。メグロが開発したロータリー・チェンジ式4速足動ミッションは現在でも多くのビジネスバイクで採用されている。
なんとカワサキの原型とは!ちょっと感慨深くなったところで、貴重な"動くメグロ"を、どうぞ。
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