カメラもスゴけりゃ、キットレンズもゴージャス!
8月25日に発表になったデジタル一眼レフカメラ、キヤノンEOS 5D MarkⅣだが、同時に新たに魅力的なズームレンズ2本が発表になっている。以下の2本はEOS 5D MarkⅣのキットレンズにも設定されている。
以下の2本はEOS 5D MarkⅣと同時に発表されたものでいずれもキヤノンのレンズラインナップの中でも特にグレードの高いLレンズだ。Lはラグジュアリー(Luxury=豪華な、贅沢な)のLのこと。レンズ前玉鏡筒部付近に赤い縁取りライン(赤鉢巻とも呼ばれる)が施されているのがLレンズの証だ。
EF24-105mm F4L IS ⅡUSM
前モデルは2005年9月発売で今回は約10年ぶりのリニューアルとなって「Ⅱ型」となった。前モデルはその広い画角をカバーする焦点距離から幅広いジャンルのカメラマンに愛用されてきた。そして開放F値はF4ながら、その取り回しの良さで特にフルサイズデジタル一眼レフユーザーに信頼されてきた。新しいモデルの価格は15万5000円(税別)で、発売日は現時点(8月29日)では未定。
今回のリニューアルでどこが変わったのだろうか?
●優れた光学性能を確保するために非球面レンズ4枚採用
●逆光など厳しい撮影条件でもゴーストを抑えるコーティング
ASC(Air Sphere Coating)を採用
●手ブレ補正効果(IS=イメージスタビライザー)が現行機2.5段分から4段分に向上
●汚れを簡単に取り除けるフッ素コーティングを採用
●最短撮影距離は0.45m
●最大撮影倍率は0.24倍
EF16-35mm F2.8L Ⅲ USM
前モデルはキヤノンのレンズラインナップ中、大口径、開放F値2.8のズームレンズで「大三元」と呼ばれているもの一つ。ちなみに「大三元」のもう2本はEF24-70mm F2.8L Ⅱ USMとEF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMでプロカメラマンの定番レンズで、アマチュア憧れのレンズである。
今回のリニューアルでどこが変わったのか?
●大口径両非球面GMoレンズ×2枚、研削非球面レンズ、UDレンズ×2枚搭載
●円形に近い美しいボケを表現できる9枚羽根の円形絞りを採用
●汚れを簡単に取り除けるフッ素コーティングを採用
●Lレンズに相応しい耐久性を実現するため、防塵・防滴構造を採用
●ナノテクノロジーを応用したコーティング技術SWC(Subwavelength Structure Coating)やASCを採用し、フレアーやゴーストの発生を大幅に抑えている。
●最短撮影距離は0.28m
●最大撮影倍率は0.25倍
EOS 5D MarkⅣのキットレンズ構成は上記2本と、すでに発売となっているEF24-70mmF2.8L Ⅱ USMを含めて3タイプとなる。
EOS 5D MarkⅣ買うならどのタイプ?
トータルにバランスに優れたデジタル一眼レフカメラEOS 5D MarkⅣだが、巷では「これを買えば5年は買い替えをしなくても大丈夫」との声もある。さて、あなたならどのタイプにしますか?