京都鉄道博物館(JR西日本)は、さいたま市の鉄道博物館(JR東日本)、名古屋市のリニア・鉄道館(JR東海)と並ぶ、日本の3大鉄道博物館のひとつ。
今年の連休前にリニューアルし、いま関西でもっとも人気の高い観光スポットのひとつとなっている。
京都駅から急行バスで約10分、降りると目の前が博物館。
中に入ると、まずはプロムナードに並ぶC62形蒸気機関車や0系新幹線などに迎えられる。
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駅のプラットホームを模したスペースに並ぶ、左からC62形蒸気機関車、80系電車、0系新幹線。
車両の脇を通って本館に入ると、500系新幹線、581形「月光」、489形「雷鳥」が並ぶメインスペースに。
一番人気はやはり500系で、記念写真を撮る人がひっきりなし。
展示されている車両は50両以上で、展示面積は約3万1000平方メートルと、前述の2博物館を凌ぐ、日本最大の鉄道博物館だ。
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本館に入ると、500系新幹線や特急電車に迎えられる。ほとんどの人が記念写真を撮っていく。
この場所は梅小路機関区がルーツなので、ほかの鉄道博物館にはない扇形車庫と転車台(ターンテーブル)も見どころのひとつ。
車庫にズラリと並んだSLは迫力満点! もっとも、新幹線好きの子どもたちは、あまり興味を示さないかもしれないが…。
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iPhoneのパノラマモードで撮った扇形車庫と転車台。車庫の中にSLがズラリと収まっている。
1階は車両展示のほかに、鉄道のしくみや歴史、施設などの展示。
2階は鉄道ジオラマ、運転シミュレータ、企画展示室、キッズパーク、レストランなど。
3階はホールに図書室、そして屋上から山陰本線や新幹線が実際に走っているのが見えるスカイテラスとなる。
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日本最大級の巨大な鉄道ジオラマも必見。1日に何回か運転するが、先着順で見ることができる。
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JRの運転士が実際に訓練で使うシミュレーターも体験可能。希望者多数の場合は抽選となる。
紹介した以外にも、車両工場や旧二条駅舎(ミュージアムショップを兼ねる)、SL乗車体験など、アミューズメントは豊富。
鉄道ファンなら、10時の開館から17時半の閉館まで1日いても飽きることはないだろう。