ジョン・マックフィーにとって、キャリア通算76戦目での優勝
プジョーの記念すべきMoto3初優勝の担い手となったのは、2010年のGP125ccクラス時代から参戦してきた英国のジョン・マックフィーでした。昨年はホンダでランキング11位だったマックフィーですが、今年から所属チームのサクソンプリントがプジョーのファクトリーチームになったことにより、フランスのアレックス・マスボーとともにプジョーのファクトリーライダーのひとりとなりました。

左がジョン・マックフィー、右がアレックス・マスボー。ふたりのプジョーファクトリーライダーです。
photos.motogp.comレインコンディションが味方したのか、ウォームアップ走行で今季初の首位になったマックフィーは、決勝の15周目から首位をキープしてその順位のままゴール。総合ランキングでも22位から15位までジャンプアップしました。
これからのプジョーの躍進に期待しましょう!
今年のMoto3クラスは、ランキング首位を独走するブラッド・ビンダー(KTM)を、ホルヘ・ナバーロ(ホンダ)らが追う展開となっています。2014年にプジョーがインドのマヒンドラに買収され、その流れから生まれたプジョーのMoto3マシンが、これら上位争いをかき回すと、さらにシーズンの行方が面白くなるでしょう。

スコットランドの旗をデザインしたヘルメットが目印のマックフィー。今年のこれまでの最高位はドイツGPの6位でした。そしてチェコGPでは見事、自身とプジョー初のMoto3優勝を達成!
pbs.twimg.com次戦イギリスGPは、シルバーストンで9月2日に開幕し、4日に決勝レースが開催されます。華やかなMotoGPクラスもいいですが、アツい競り合いが展開されるMoto3クラスにも注目しましょう!