夏です。もう本格的に暑いですね。
夏はホラーと恐竜の季節なので、
ホラートークをして心の芯から凍えあがってみるのも良いですが、
やはり恐竜で楽しんで、夏の暑さをふっとばすのが精神的にも気持ちの良い過ごし方です。
さて、前回のコラム。
http://kyoryu-moemoe.dino.vc/wf/story/16977039
恐竜クイズを出しました。
まだ読んでない、答えが見つかってない方は前回に戻って考えてみてくださいね。
クイズは、
恐竜は鳥類へと進化していったわけですが、
どこからが恐竜で、どこからが鳥類なのでしょう?
という「分かれ目はどこかクイズ」でした。
選択肢やヒントがなくてすみません。
わざと入れませんでした。
答えの考え方は‥
「飛べるようになってから鳥類に?」
「歯がなくなるようになってから鳥類に?」
「あの○○という恐竜から鳥類だ!?」
など、様々あると思います。
はい、それでは正解いきます。
恐竜ー鳥類
正解は、、、
「実は、明確な答えがありません!」
だったらそんなクイズを出すなー!と石を投げられそうなので、一応答えます。
「アーケオプテリクス(始祖鳥)から現代の鳥に近い生き物が鳥類。それまでが恐竜。」です。
アーケオプテリクスは、
飛ぶのが上手だと考えられている訳でもなく、歯がなくなった境目という訳でもありません。
では、なぜアーケオプテリクスを基準にしたのでしょうか?
かつて、恐竜はウロコがある生き物だと考えられていました。
しかし、後に羽毛があるアーケオプテリクスが発見された事で、鳥類の基準は羽毛がある恐竜からにしようとなったわけです。
でも、アーケオプテリクス以外にも羽毛恐竜は見つかっていて、
どこから鳥類にするかは簡単に線を引ける訳ではありません。
日々、新種の恐竜がどんどん見つかる訳で、
その度に「この恐竜から羽毛があるので、この恐竜から鳥類にしましょう」と、基準がコロコロと変わってしまえば分類が混乱します。
なので、分類学として歴史的な習わしで、
「アーケオプテリクスから区切りましょう」
と決めたわけですね。
ちなみに、アーケオプテリクスは、
白亜紀が終わる大量絶滅の時に生きていたと思われがちですが、
もっと前のジュラ紀後期に生きていました。
(恐竜時代の古い時代から、三畳紀→ジュラ紀→白亜紀となります)
アーケオプテリクスは知名度が高いです。
生田晴香は「始祖鳥(しそちょう)」と呼んでいます。
皆様も覚えておきましょう!