©西風先生・モーターマガジン社
サーキットまで自走してクラブマンレースを楽しむ、という目的でロータスが設計し、発売した量産キットカーであるロータス・セブン(1957年に発表された)。そのセブンをさらに高性能エンジンを搭載してチューンナップしたモデルをスーパーセブンという。
その後1973年にロータスはケータハムに製造権や販売権を売却したが、旧型モデルをベースとした販売を他のメーカーが始めたりと、複数のメーカーがセブンのクローンモデルを製造することになり、スーパーセブンと一言で言っても、実は色々なブランドが存在する。

オープンカー乗りの究極は、このセブンにあると言っても過言ではないのではないか?
利便性など全く考えない、走ることだけに集中せざるをえない潔さ。乗ってしまうと雨風はしのげないし、真夏には直射日光を避けることができないわけで、隣に座った女性は苦笑いをするだろう(いや、それならいいほうで、2度と乗りたくないわ、と心のつぶやきが顔に出ているかもしれない)。

しかし、それでも乗りたいと思わせるのはスーパーセブン。雨や雪の日は乗るのを諦めて、猛暑の中でもストイックに乗りこなす。それがスーパーセブンに向き合う悦びなのである。

スーパーセブンの乗り手はやはりオリジナルのロータスが気になるようだが、タマ数も少なく、そうそうは手に入らない。だとすると、正統な後継者と言えるケータハムの新車を買う、というのが一番正しい手に入れ方かな。

いま存在するラインナップを見てみると・・・。

画像1: 年に二度は、スーパーセブンに乗りたくなる。

グレードによって4タイプが用意されているようだ。
あなたならどのモデルに食指が動くかな??

今買おうとは思っていない私だが、ベーシックな160でよいかな、というのが本音だ。

なぜかというと、車によほど詳しい人でない限り、スーパーセブンはスーパーセブンであり、グレードの差などわかるはずもなく、一般ウケは SEVEN160で十分。それ以上はこの車にはオーバースペックであると私は思うからだ。

とはいえ、お金に余裕があるなら、予算に応じてグレードアップするのも私は止めない。何しろバイク並みの加速と、風を感じることができるうえ、最上位車種までいけば、911クラスとタメに走れるだけのパフォーマンスを楽しめる、そういうとびきり速い車だからだ。

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